関西1デイパス紀行(3)

JRマキノ駅より列車に乗って、湖西線を北上しました。

車窓の雪はますます深くなっていきます。大阪にいるとなかなか味わえない風景が、列車に乗って一時間少しで堪能できるのですから、これだけでも来た甲斐があったというものです。

雪景色を肴に酒でも…といきたいのですが、休日のこの区間(近江今津～敦賀)はいつも混んでいて座れないので、叶わぬことでした。ま、これは判っていたことですけど。

鉄道撮影地の新疋田駅は、この雪の中でも撮影者が何人かおり、この列車からも数人が下車した模様。

この行動力には感心ですし、こういう人たちを見ると私も嬉しくなります。

そして、敦賀駅に到着しました。

敦賀駅は好きな駅の一つなんです。

いかにも北陸の玄関口といった風情ですし、それは待合室にも感じられます。

売店、うどん屋、駅弁屋が待合室内にあり、多めの椅子が置かれているため、時間調整にぴったりなんです。テレビもありますしね。

私はここでまったりするのがお気に入りでして、何度かの途中下車では、酒を呑んだり、弁当を食べたりするのがいつものパターンなので、今日もそうしようと思ったのですが…。

まったりするには、人が多すぎました。

年末年始ですからね。椅子もほとんど埋まっていましたし…。

「待合室でまったり」はあきらめることにして、雪が積もる駅前出ました。

1月3日ですけど、どこか食事できる店があるだろうと思ったからです。

そして、すぐ「あの店にしよう」と思い浮かび、開店しているかわかりませんでしたが、とりあえず、雨が降り出す悪天候の中、歩き出したのでした。

つづく。