私は、アクション系刑事ドラマが好きで、現在はスカパーで「西部警察」を毎週欠かさず録画しているのですが、西部警察の最終回で大門団長と対峙するのが、国際テロリスト「藤崎礼次」
 
この男を演じていたのが、原田芳雄さんでした。
 
失礼ながら、原田さんに関してはあまり存じてなかったので、どちらかというと、爆破シーンや、話の展開の方に注目していました。でも、一度見てしまうと、印象は残ってしまうもので、私にとっては、原田芳雄=藤崎礼次だったんです。
 
そんな中、何気に見た「タモリ倶楽部」で、原田さんが小湊鉄道で、運転席に座って体験運転されている映像を見ました。乱暴なブレーキ操作で、タモリさんに「急制動だよ」とダメだしされている原田さんを見て、こんな一面を持っておられるのかと、親近感が湧いたんです。
 
その後は、映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」でのナレーターや、「黄金花」を見る機会があり、円熟味の増した演技をされているなと感心していたんです。
 
そんな中での訃報でしたので、やはり寂しい気持ちになりました。
 
そうなると、急に映画を見たくなりまして、行ってきたのが、先週の日曜日。大阪・九条のシネ・ヌーヴォで上映されていた「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」です。
 
原発を扱っている映画ですし、原田さん主演ということもあって、朝10時過ぎの上映なのに、ほぼ満席で通路まで座る人が出て、盛況でした。
 
映画の内容は、よくこんな話を撮ったなぁというものでしたが、人情的なのものもあり、そんな中での原田さんは、正直カッコ良かったです。もっと、早くに原田さんのことを知っておればという気持ちになりました。
 
これから、追悼上映という形で、各地で原田さんが出演される映画が上映されるとのことですので、機会を見つけて行ってみたいと思います。