不安で不安で 夜が来るのが怖いんだよ
この重い頭に 
うるさい心臓の音に
押しつぶされそうだ
克服するということはこういうことのなのだ
これが現実を生きるということなのだ
常に周りを気にし、常に周りに評価される
それが 生きるということなのだ
たった一粒のドロップを手に入れるため
この重い頭とともに
心臓の音とともに
暗く長く不安で眠れない夜を通り過ぎて
苦痛な朝を幾度も迎えなければならないんだ
でもねそんなことは 本当は問題じゃない
解ってるし それは受け入れてるから
だから問題なんかにしたくないんだ
問題なんかにしている暇なんかないんだ
なのに!その不安は私を四六時中支配する
それを考えないために
なにかしていないと落ち着かないんだ
頭をフルに働かしていないと 落ち着かないんだ
はらっても
はらっても
私の頭の中に住みつく蜘蛛を
取っても
取っても
身にまとわりついてくる巣を

引きずりながら私は無理やり歩く
間違えてない
間違えない 
言い聞かして
言い聞かして
私は歩く
私は
振り返らない
再び石にはなりたくないから
今はそれだけなんだよ
それしかないでしょ?
私が生きる理由なんだよ
それだけなんだよ
なのに
いまだに私の体には
蜘蛛が住みついて離れてくれず
私を安らぎの地へは
行かせてくれないんだ
もがけばもがくほど
痛みが増すよ