昨日、何かの番組で『地域医療』の現場のドキュメンタリーを見た。
福井の小さな村でたった一人で働くお医者さんが主人公だ。
小さいころ、お医者さんって、
頭のいい人しかなれないもので、
選ばれし人が従事する職業で、
イメージとしては、現実に存在するっていうよりは、
どっちかっていうと自分とはかけはなれた物語の中の人、って感じだった。
大人になって、私の友達の中にも医療に従事する人が現れて、
気がついたら、『お医者さん』は私にとって身近にいる人になった。
そんな風になってから、
お酒
を飲みながらだったり、
お茶
しながらだったり、
私が仕事の話をするように、
周りから医療の話を聞く機会も多くなった。
別にそれに違和感があるわけじゃないし、
どうっていう話ではないんだけど・・・
昨日、そのドキュメンタリーを見て、
なんかじんわりと感動した
それで、今日、昨日の気持ちを反芻してみて、
日記に書いておこうと思った。
じんわりと感じた感動は、
その人の生き方にあった。
もちろん、その番組は『地域医療』の重要性だったり、
そういう場所(人口の3割が65歳以上という村)で自分を犠牲にして働く美しさ?だったりを
訴えたかったのかもしれないけど。
その人が言っていたこと。
自分は医者として、患者の人生の一点に関わるのではなく、
患者の人生に沿った医療を施したい、と思っている。
『病気を見るのではなく、患者(の人生)を診る。』
と。
でも、別に私は、
お医者さんと患者さんとの関わり方で、
コレが一番正しいとか、
コレが一番誠実だとか、
そういうことを言いたいんじゃない。
もちろん、総合病院があって、
都会の大きな病院で働く先生がいて、
大学で研究に従事する先生がいて、
地域で患者さんに密着して治療を施す先生がいて、
いろんな役割をする先生がいるから、
今の医療制度ができているんだと思う。
都会の大病院で働く先生なら、
やっぱり役割分担がされているから、
患者さんの全ての人生に関わっていくことなんて難しいだろうし、
大学で研究する先生なら、患者さんに会うことはないのかもしれない。
だから、やっぱり、どんな関わり方が、
一番すばらしいなんて言えないし、
そんなこと言いたいわけじゃないんだけど、
ただ、昨日、その番組を見て、そのお医者さんの話を聞いて、
思ったことがある。
自分がそこで出来ることに真摯に向き合うこと。
自分がそこで出会う人に誠実に関わること。
それが大切なんだってこと。
当たり前のことのはずなのに、
当たり前のことになりすぎて、
そうであるべきことをすぐに忘れてしまうアンポンタンの私。
ちゃんと、そうであろう、と心に強く思った。