アニメ視聴で被災地支援 石川県が舞台の「花咲くいろは」シリーズ、全26話+劇場版をチャリティー配信へ

 
 
 

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「花咲くいろは」シリーズ、全26話+劇場版をチャリティー配信へ

 石川県の温泉旅館で働く女子高生たちの青春と成長を描いたアニメ「花咲くいろは」シリーズが、元日に能登半島を中心とする地域を襲った震災からの復興を目的としたチャリティー配信を発表。1月12日18時からYouTubeでプレミア配信されます。 【映像】石川県が舞台の「花咲くいろは」シリーズ

石川県との結び付きが強い「花咲くいろは」シリーズ

 「花咲くいろは」は2011年に放送されたアニメで、単身で祖母の温泉旅館に住むことになった女子高生を主人公とした物語。P.A.WORKSが手掛けたオリジナルの作品です。  P.A.WORKSが後に手掛ける「SHIROBAKO」や「サクラクエスト」「駒田蒸留所へようこそ」など“お仕事シリーズ”と呼ばれる作品群のはしりとなった作品で、作中の舞台が石川県にある架空の「湯乃鷺温泉街」ということもあり、石川県や金沢市、湯涌温泉観光協会などが取材協力した他、2013年公開の劇場アニメ「花咲くいろは HOME SWEET HOME」も石川県で先行公開されるなど、石川県との結び付きが強い作品としても知られています。  こうした背景から、元日に発生した能登半島地震の被災地域への思いは深いようで、作品のチャリティー配信を決定。シリーズ全26話と劇場版をYouTubeで一挙プレミア配信し、配信からの収益を湯涌温泉を通じて震災からの復興に充てる考えです。

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  • 河嶌太郎

    河嶌太郎

    ジャーナリスト(アニメ聖地巡礼・地方創生・エンタメ)

    解説『花咲くいろは』は金沢市の湯涌温泉以外でも、画像のキービジュアルにある七尾市にある「のと鉄道」西岸駅も重要な舞台となっており、能登半島への結びつきも非常に強い作品と言えます。 『花咲くいろは』以外にも、能登半島や金沢を舞台にした作品が、複数あります。 23年4月には能登半島の七尾市を舞台にしたアニメ『君は放課後インソムニア』が放送され、のと鉄道ではラッピング列車も運行されています。 他にも現在進行形で展開中の作品として、金沢市を舞台にした『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』が挙げられます。 これまで石川県とのコラボも幾度か展開されており、正月に金沢を「聖地巡礼」して被災された方もSNSで何人かいらっしゃいました。 アニメで震災復興を掲げた作品は過去何作もありますが、展開のタイミングも難しいところです。 まずは被災地の全容の解明と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

     

     

  • 岡本健

    岡本健

    近畿大学 総合社会学部 社会・マスメディア系専攻 准教授

    補足『花咲くいろは』の舞台となった石川県金沢市の湯涌温泉は、作中でえがかれた架空のお祭りである「ぼんぼり祭り」を、2011年に実際にとりおこなったことで大変話題にな

  • 花咲くいろはとても大好きな作品です。 この作品を見て旅館でのお仕事に憧れ旅館へ入社しました。最初は嫌だなとか辞めたいなど何度も思いましたが、今はそんな気持ちもな

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