桜が咲くころになると、樹の根元に生えている下草も花をつけます。中には雑草と片付けるにはあまりにも惜しい草花もあります。

まずは菜の花。桜とはアブラナ科の草花は相性がいいですね。


菜の花とともに桜の下草によく見られるのがハナダイコンです。ハナダイコンは母が好きな花でわが家の庭でも丹精していました。母の亡き後も庭全体に拡がって毎年春になると一面ハナダイコンの群落になったものでした。そんなわけであっしにとって桜の下草といえばこのハナダイコンなのです。

ハナダイコンとともに桜の下草としてよく見られたのがハナニラです。桜が開花するころ、いつのまにか可憐な白い花を咲かせます。薄紫の差し色が入るのがアクセントになっています。

ご近所の桜を求めて歩いていたら、鮮やかな黄色の花が眼に入りました。ツワブキの花でした。

桜もきれいなご近所の「ふるさと千川」、ここの下草は珍しいスズランです。桜の咲き初めのころに可愛らしい花をつけます。


練馬区の桜の穴場的名所、南田中団地。ここの下草にヤマブキが目立ちます。一重咲きのヤマブキが桜の根方を黄色く染めます。