初めてのブルガリア | ヴぁーちゃる ウクライナ ロシア ブルガリア

初めてのブルガリア

1992年はじめてブルガリアへ行った。大学2年生の頃であった。

小職のクラスメートの間で、夏休みを利用して、ヨーロッパを旅行することがブームになって、

影響され渡航を決めた。大学2年の時の冬休みを使い、アエロフロート航空にて

成田~モスクワ~ブルガリア~東欧旅行~ワルシャワ~モスクワ~成田。

一ヶ月強の旅行であったが、とても有意義な旅行であった。

2月はブルガリアもまだ寒く、雪が多く見られた。

ソフィアへ滞在後、プローブディフ、ヴァルナを観光して、ルーマニアとの国境の町

ルセに入った。雪が50cm前後積もっていて、バックパッカーの私には困難であった。

駅からあちこちで足を滑らせながら、プライベートロッジへ向かった。プライベートロッジとは、

年金生活者の方々が空室となっている部屋を旅行客に提供しているロッジまたはゲストハウス。

1泊朝食なしで10USD前後。一回目のヨーロッパ旅行ではほとんどユースホステルか

プライベートロッジへ宿泊していた。

ブルガリアのルセのプライベートロッジは素敵なところであった。

おじいさんと娘さん+ワンちゃん の家の一部屋を借りた。1泊8USD。

娘さんの名前はアリーサ。学生。ソフィアの大学で勉強しているが、たまたまルセへ帰郷していたようだ。

ブルガリア語を勉強したての私のブルガリア語はまだ不十分で、

英語がたよりでアリーサとは英語でコミュニケーションすることができて大変に助かった。

私と同じ年齢ということもあって、意気投合。本当に親切な女性で、急遽ルセの街を案内してくれることになった。ルセからルーマニアブカレストまでの列車のチケットを買う手伝いもしてくれた。

両親が2年前に事故でなくなったようで、「両親のためにも素敵な人生をおくるんだ」と話していたのが、

印象的だった。初恋に似た気持ちでデートしたこともあって、ルセは今でも良い思いでばかり浮かぶ。

ブルガリアは本当に優しい人が多く、プライベートロッジでは通常挨拶だけで済ませることが多いのだが、

ブルガリアはいつも旅行客を歓待してくれる。ホスピタリティ溢れる国だ。