閉鎖病棟での集団劇のような印象を持っていたが、これが大違い(演劇そのものや演劇のような映画は好きではないのだ。これについてはいつか書く)。確かに映画のほとんどは病棟の中での場面であり、演劇的であると言えないこともないが、断片的に挟まれる回想シーンによって、なぜヒロイン内田有紀がこの病院にいるのかが、良く分かるようになっている。内田友紀がこれほど魅力的だったとは知らなかったよ。松尾スズキは 『図鑑に載ってない虫』での演技が余りにひどく、興ざめしてしまったが、監督としてはなかなか良ろし(『恋の門』も面白かった)。宮藤官九郎は俳優としても特異な存在感があるし、大竹しのぶも、嫌味になるギリギリのところでの上手過ぎる(やはり誉めてないか)演技を披露。蒼井優も映画によっては嫌いな女優だが、ここでは良い。つまりそれぞれの役者が持つ魅力というものを良く引き出すことが出来る監督ということかな。ミュゼ vライン 範囲
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