私と彼が付き合っている事は母にはちゃんと話してあった。
彼の事はすべて、反対はしなかった。この時は・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇彼は私を色々な所へ連れて行ってくれた。
京都、奈良、金沢、馬篭、日本平、味覚狩りもミカン、イチゴ、ナシ・・・
映画を見たり等々、楽しかった日々今も忘れられない。
私のアルバムを見ると保育園ぐらいの頃までの写真には笑顔が見られるが
その後の写真は笑顔の私は少ない。
でも彼が写してくれた写真にはいつも微笑んでいる私がいた。
この頃の私は死にたいと思う事がなかった。
母の事を憎むこともなくなっていた。
心が満たされていたからなのでしょか?
私は付き合い始めの頃にどのように言ったかは覚えていないが
結婚をすると決めた人としか“Hはしない”とこのような事をはっきり言っている。
彼は無理に求めてくるような事はしなかったが
付き合いだしてしばらくすると
彼は結婚という言葉を出してくるようになった。
彼の周りの人たちにも結婚しようと思っているような事を
話しているようなことも言っていた。
でも、私は家庭を持つ家族を作るという事に
不安を持っていたし
まだ彼の事を愛しているのかどうかもわからない。
ずっと一緒にいたいと思うようにはなっていたが
それはただ母から逃げたいがためにそう思っているのではないだろうか
という思いがあった。
私は彼に
「結婚するなんて言ってない。まだわからないし・・・」
この言葉、彼から結婚という言葉が出てくるたびに言っていた。
こんな関係が一年近く続いた。
一年近くも私の気持ちを大事に変わらぬ愛を優しさをくれた。
この人となら一緒に歩いて行けるかもしれないと思った。
ずっと・・・・
愛されることに自信のなかった私がすこしづつ変わっていった。
私は彼との結婚を決めた。