AKBの総合プロデューサー秋元康氏が「海外留学制度」を設けることを発表しました。メンバー内の希望者を対象に半年から1年ほど、姉妹グループのインドネシアの「JKT48」、上海の「SNH48」、台湾の「TPE48」への留学を検討しています。この話は、去年から秋元康氏が「AKBで何か新しいことをはじめる」といっていたこともあり、ファンの間ではひそかに噂になっていた話だったのですが、それでも現実になるとは驚きでした。秋元康氏は「(留学することで)教えること、教えられること、いろいろあるに違いない」といってますが、なんだかAKBは、学生のクラブ活動の雰囲気を出していたわりには、日本企業のようだなあとも感じてしまいました。海外留学制度、ファンの中には「干されメンが再び浮上するチャンス」という声も聞こえていますが、果たして海外留学制度は成功するのでしょうか?
指原莉乃の移籍
おりしも、指原莉乃さんが博多のHKTに移籍しました。AKBという本店からHKTという支店への移籍。HKTはまだまだ歩き始めたひよこのようなグループで、知名度も低く、メンバーも若く、AKBの総選挙で、今期、大飛躍の4位となった指原莉乃さんが配置されるには、あまりにもアンバランスな感じがファンの間でも心配されていました。ですが、指原莉乃さんの総選挙4位という大御所ぶりが、メンバーで最年長であることの違和感を払拭し、みごとセンター位置で、若いほかのメンバーをぐいぐいと牽引する役割にはまっていきました。HKTは指原莉乃さんが移籍してきてから、大幅に知名度もアップ、メディアでも取り上げられることが増えたのも確かでしょう。そういう意味では、指原莉乃さんの移籍は大成功を収めたといえるのではないでしょうか?なので、秋元康氏は、他の海外姉妹グループでも、日本の本店であるAKBメンバーが入ることで、盛り上がり度が増すのではないかと考えたのではないでしょうか?
でも、指原莉乃さんはもともとが九州の出身。言葉の壁も習慣の壁もありません。それよりも地元では東京に出て活躍した英雄としても見られていることでしょうね。方言もたくみに操れれば、やはり地元の人はハートをつかまれてしまうのではないでしょうか?また、メンバーとの間も、年齢差はあるにしても、それでも彼女もまだまだ若い未成年です。同じ環境でがんばっている仲間ですから、次第と受け入れられるのは時間の問題だと思います。
シャッフルとか組閣祭りとか移籍とか
ファンの間で、海外留学制度の話がひそかに上がっていたのは理由があります。秋元康氏は、AKBがマンネリになってくると、何かと組閣祭りといって、人事異動をするからです。AKBはAKBとして大きな組織ではあるものの、通常の公演などはチームごとに活動を行なっています。そのため、チームだけの持ち歌があったり、掛け声があったりということも普通で、その分、チームでのカラーもはっきりしているし、メンバーたちもチームで自分たちのショーを作り上げようとしていました。メディアのバラエティでゲームをするときにも、たいていチームごとに分けられることが一般的です。なので、チーム内の連帯感や団結力は独特なものがあり、チームとして行動することもまた彼女たちには植え付けられている概念のように思います。
2009年、組閣祭りは行なわれました。それによって、キャプテン制が導入され、キャプテンを中心にまとめていくことになりました。それと同時にチームの解体が行なわれ、新しいメンバーへと編成されました。AKBのメンバーたちは、何一つそのときまで知らされておらず、みんな大混乱に陥っていました。泣き出す者や過呼吸になる者も・・・。
実際、秋元康氏が仕掛けたイベントに、ファンは盛り上がりました。今後何が起こるんだろうというそんなざわめきがありました。そして、目の前で泣き出すメンバーや過呼吸になるメンバーを見て、リアルを感じていたのも事実でしょう。ただ、当事者のメンバーたちは色々と苦悩があったのではないかと思います。まさに踊らされたという感じだたのではないでしょうか。
また、総選挙2位の渡辺麻友ことまゆゆが主演のドラマ「さばドル」では、同じ姉妹グループの乃木坂46にまゆゆが移籍するという回が数回ありました。乃木坂46が売り出し中ということもあり、ちょうど都合がよかったのでそういう話の展開にしたのではないかという憶測も流れました。
そういうところから、秋元康氏がシャッフルを好むというのがファンの間でもひそかにささやかれており、今回の海外留学制度は、ファンの間ではそれとなく想定されてたシナリオでもあったのです。
どのメンバーが行くことになるのか?
今、ファンの間ではどのメンバーが海外留学制度で海外に行くことになるのかということが話題になっています。多くの意見としては「人気メンはいかない」という見解のようです。もう人気のあるメンバーはそれぞれの活動が忙しくて、ずいぶんと先のスケジュールまで埋まっていると思えるからです。さらに、人気メンバーはわざわざ今の地位を捨ててまで、海外留学をするメリットがあまりありません。芸能界での命は短いといいます。今人気がある間に活躍しておかないと、半年後、1年後に再び今のような人気を保てるという保障はどこにもありません。
それを考えると、あまり忙しくない干されメンということになるのでしょう。そして、干されメンも、このままここにいてても、状況は悪くなるばかりです。ここらで何か新しい動きに乗るほうが得策ということもあるでしょう。ただ、海外ではAKBは下位メンバーの認知度はどうなんでしょう?日本よりも情報が入りにくい分、やはり人気メンばかりの認知度が高いのではないでしょうか?そこを考えると、そこそこ知名度があり、もしくはあったメンバーということになりそうです。ユニットで名が出たメンバーなんかは適任のようにも思いますが、そうなると、ユニットでの活動がなかなか難しくなりそうですが。また、半年から1年ということを考えても、義務教育年次の若いメンバーは該当しないでしょう。そうなると、発信力があり、そこそこ大人で、そこそこ知名度があってということになりそうです。誰が行くことになるのでしょうね。ちなみに、だれも行かないという選択はないような気がします。希望者のみという触れ込みですが、ここまで発表してしまったら、「誰も行かない」では収集がつかなくなりそうですからね。
どのグループが有力?
今AKBの海外姉妹グループで日本で知名度が増しているのがJKT48。日本のポカリスウェットのCMも彼女たちが出演しています。JKT48は他にもジャカルタのECモールのCMにも出ていて、現地でも知名度をめきめきと増している模様です。一方、TPE48やSHN48はまだまだ知名度が高くありません。日本でも彼女らの活躍は聞こえてきません。上海やら台湾なら、まだ日本から近いし、漢字文化圏ということもあり、留学の壁は低そうなんですけどね。それに、台湾は親日家が多いので、AKBのメンバーも歓迎され、活動もしやすいんじゃないでしょうか?ちなみに、以前、「あいのり」が台湾で番組収録をしていることがあったのですが、そのとき、台湾の若者たちがずっとその様子を見ていました。どうやら台湾でも「あいのり」はかなり人気だそう。そして、告白タイムがあり、そのときの台湾人の声援がすごかったです。それぐらい、日本のメディアに関心があるので、AKBも台湾だったらまた違った活躍も期待できるのではと思うのですが。でも、まだまだひよっこのTPE48とSHN48です。誰かが海外留学をすることで、一気に話題性アップと同時にCMタイアップなども期待できますが、メンによってはそこまで仕掛けてもらえず、日本でも忘れてられてしまうという危険性もあります。現地で知名度を上げる努力をしても、やはり日本でも活躍が聞こえてこなければ、いずれ日本に戻ることを想定しているのならばけっこう厳しいのではないかと思ってしまいます。
ジャカルタってどんなところ?
やはり知名度という点ではJKT48でしょう。ジャカルタはインドネシアで熱帯地方ですが、からっとした気候なのでむしろ日本より暑く感じないかも。気候的にはすごしやすいのでしょうね。言葉はインドネシア語です。英語ならまだしも、インドネシア語ができるメンはAKBにはいないんじゃないかなあ?日本食なんかのレストランもあるし、そごうもあるので、日本の食材も手に入るようです。生活する分にはまずまずといった感じではありますが、パソコン事情はあまりよくないようです。まだまだ、インターネットをつなげられるのは一部の知識層のサラリーマンだけのようです。この点だけは、若いメンバーたちはけっこう大変なのでは。
ただまあ、なんといってもAKBは若いです。若者は適応力もきっとあるはず。臆することなく、新しい新天地を切り開いてくれればとファンのひとりとして切に思います。