youtubeでCHARと鮎川誠の対談を見た。レコードからCDへ移行する際に失われていたものがあると言っていた。私も中学生から高校生になる頃アーティストはみんなこぞってCD化して行った。雑音を消す夢の音楽媒体だった。私は音楽がデジタル化して耳に違和感を感じた。耳に刺さる。音をデジタル化する際人間の耳に捉えにくい高温の周波数は消してしまうらしい。そんな時にレコードを聴く機会があった。なんとも耳に優しい。レコードは雑音も含め全ての音域が入っている。そこにはアーティストの息づかいまで聞こえてくるようだった。雑音に神経質になって、この35年で失われていたものがあるなと感じた。