毎日お昼にあるやすらぎの刻を見ているが最近のドラマでは控えられていた昭和恐慌の頃の子売り、1980年代は映画では女衒、女の子を買って、遊郭などに売る商売の人の映画も多々あったが、テレビでは控え気味だった。つい最近も、この世界の片隅でで遊女役の二階堂ふみが、農村では男の子が生まれても兵隊に取られるし、女の子の方が売れるから喜ばれるという話しをした。こう言った生々しい話はコンプライアンスの問題で控えられてたが、自分の描きたい世界が書けないと執筆活動から離れてた作家が多かった。ある意味干されていたのかもしれない。昨日のやすらぎの刻では特高警察に逮捕された先生が釈放されたと子供たちが話してたが、特高からかなりなぐられ、ビッコ引いて帰ってきたと話した。ビッコ、いわゆる放送禁止用語だ。脚本は倉本聰だから、そのころの世界観を表すのにあえて、放送禁止用語を使ったのだろう。こういったコンプライアンスに気を使った禁止用語に抵抗して筒井康隆氏が、一時、絶筆した。最近過剰なコンプライアンスによる放送自粛に抵抗する動きが出てきた。自分が小さい時見ていたアニメの再放送をテレビで見ることができないのが、おおい。「タイガーマスク」「ジャングル黒べえ」「あしたのジョー」「アパッチ野球群」DVD化されてるの以外は見ることはできないだろう。