私は今まで世間でいう臨死というものを2度経験した。はじめは、学生の時柔道で絞め落とされた時、走馬灯を観た。幼児期の仮面ライダーごっこだった。2度目は14年前のくも膜下出血の時、夜汽車に一人で乗っていた。終着駅に着いてたら死んでいたのだろうか。2度の体験を通じて感じたことは、死とは深い眠りのようなものだろうと思った。まだ受け入れる覚悟ができてないから、死ねないだろう。