先日、ふと、このブログを書くことを決めて、境界性パーソナリティ障害を知ったばかりの方に、まずはこの病に関する知識をきちんと理解して頂くために、wikipediaから抜粋させて頂くことから始めました。

少し時間が空いてしまいましたが、本日ログインしたら、既にお気に入り登録して頂いた方からのアクセスがあったことに正直驚いています。職業柄(インターネット関連の会社を経営しています)、アクセス数やその経路から、このブログの開設間もなく、検索エンジンからの到達が難しいことを考えると、この病を克服されたいと願っていらっしゃる方々が多くおられるのだと、私自身も勇気づけられました。

まだまだ書きたいことはたくさんありますので、
できるだけ更新できるようにしていきたいと思います。

そしてまずは境界性パーソナリティ障害の妹と、少しだけ家族のことを自己紹介します。
(境界性パーソナリティ障害では、家庭環境からの影響も深く考えられるため、私たち家族が試みてきたことのなかで、その成果と病の因果関係をみなさまとご一緒にお考えいただけたらと思います。)

【家族構成】
父(55歳)ギャンブル、借金により10年前に母と離婚。お酒は飲みません。
母(55歳)働き者、天然、明るく、少し世話好き、掃除と料理は苦手で、過保護の方ではありません。
姉(29歳)大卒、現社会人、3年前までは妹とは犬猿の中、父を嫌い、友達や恋人といる時間を優先。
私(26歳)高卒、現会社経営、父の代わりに生活費を入れています。
妹(21歳)高校は普通科から通信制に編入、卒業しています。3年前に境界性パーソナリティ障害と診断。中学、高校時代は体調不良や倦怠感から不登校な時期も。昔はほとんど家族とはしゃべらず、性格的にはひどく怒りやすかったり、口調が荒い、排他的な思考をもち、何かあると「死にたい」「こんな世界ならなくなってしまえばいいのに」が口癖でした。


【妹のこと】
現在この病と戦っているのは、今21歳の私の妹です。境界性パーソナリティ障害と診断されたのは、4年前の夏のことです。母は妹が1歳になる前から、家計のためにパートに出たり、深夜工場でアルバイトをしていました。
私は妹が産まれた時からずっと、家族の中で誰よりも近くで妹を見て来たので分かることですが、突然始まる病ではないと思います。何かしら兆候と考えられる、性格、思考を持っている(小さい頃にそうなってしまった)と思います。


【家庭環境】
父の借金と浮気のため、妹が小学校3年生の時に両親が離婚しました。離婚直後に妹も小学校を転校し、まだ新しい土地に馴染む前に、一人で家で留守番させることが多く、ちょうど引っ越し直後が夏休みだったこともあって、いつも家でカーテンを閉めて、エアコンをかけ、好きなビデオやゲームを与えて、留守番させることが多くありました。
なぜこのことを書いたかというと、妹が17歳頃に書いたと思われる日記をたまたま見つけてしまった時、当時のことが書かれていたからです。


・自分がまわりに適応できないことを自分でも分かっている。
・私たちがごく普通だと感じている日常(これは自分を我慢させるのが当たり前になっている環境のことかと思います)が、自分にとっては耐えられない苦痛であること。
・自分を理解してくれることが嬉しいこと
その他にも、寂しい想いをしてきたことの絶望感など、感情的なことも多々かかれていました。


ちょうど、境界性パーソナリティ障害と診断される1年前のことです。