三笠宮 寛仁殿下「意識レベル低下」
寛仁殿下「意識レベル低下」 宮内庁説明
2012.6.6 07:22 <MSN産経ニュース>
入院中にご体調が一時悪化し、皇族方のお見舞いが相次いでいる寛仁親王殿下のご容体について、宮内庁の名川弘一皇室医務主管は5日夜、会見を開き「腎機能が低下し、尿が出ない状況が約14時間にわたって続いている」と説明した。また「意識レベルは低下してきている」とし「4日までは名前を呼ぶとしっかり反応があったが、5日は強い刺激で応える程度」と述べた。寛仁さまは66歳になられる。
名川皇室医務主管は肺と肝臓についても機能低下がかなり進み、肺にはかなりの部分に肺炎の症状がみられるとしたものの、「危篤状況ではない」と説明。今後の回復の可能性については予想ができないとした。1日には口内から出血がみられたが、現在は止まっているという。
一方、宮内庁は5日、日本美術の調査研究などのため、ドイツとポーランドを訪問していた寛仁さまの長女、彬子さまが、帰国予定を2日早め、6日朝に帰国されると発表した。寛仁さまのご体調を心配して変更を決められたという。
【寛仁親王(ともひとしんのう、1946年(昭和21年)1月5日 - )は、日本の皇族。三笠宮崇仁親王と同妃百合子の第一男子。今上天皇の従弟、麻生太郎元内閣総理大臣の義弟にあたる。身位は親王。皇室典範における敬称は殿下。お印は柏(かしわ)。「ヒゲ の殿下」の愛称で国民に親しまれている。】