橋下と石原“極秘会談”の中味
橋下徹と石原慎太郎“極秘会談”の中味
2012年5月10日 文藝春秋
石原との連携を模索する橋下。2人の密談は、政界にどんな波紋を及ぼすのか。
「民主党政権を倒す。そういうことで頼みます」。こう言い放ったのは大阪市長・橋下徹。4月13日、電話の相手は、維新幹事長の大阪府知事・松井一郎だった。
松井は翌日、直ちに緊急役員会を招集して、維新の会としての意見集約を図った。橋下は「民主党政権は代わってもらわなくてはならない。徹底抗戦していきます」とさらに踏み込んだ。
表向きは、福井県の関西電力大飯原発三、四号機の再稼働問題で、付け焼刃的な手法で再稼働を急ぐ野田内閣へのダメ出しだが、その意味するところは、早期の衆議院の解散・総選挙を迫り、“天下取り”に乗り出す姿勢を鮮明にしたものにほかならない。
早期の解散・総選挙について、橋下自身は現時点では「自分が出馬することはない。統治を変える人物をリーダーに担ぐんだ」と周辺に語る。
いま大阪市政を投げ出せば、市民の反発を買うだろうことは心得ている。橋下はあくまで維新の会の勢力を引っ張り、第三極を形成して、「統治機構の立て直し」を目指す政治勢力の結集を図ることに主眼をおく。
そのためには、まず現在の統治機構を“ぶっ壊す”ことが先決で、誰がその役割を果たせる首相になりうるのか、橋下は必死に模索している。・・・・(続く)
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石原慎太郎には時間が足りない。
国民が悠長に惰眠を貪るのは罪である!