http://ameblo.jp/borderless-dimension/entry-10274516086.html
(前回はテンポ合わせの練習)

テンポ合わせがなんとなくできるようになったら
今度は繋いでみましょう

DJは曲を繋ぐ事によって、お客さんの足を止めずに踊り続けられるようにMIXしていきます
踊る時は大抵ドラムのキックでリズムを取りながら踊りますが
例えばドン、ドン、ドン/ドン、、ドン、、ドン、、
というようにいきなりテンポが変わればお客さんの足が止まっちゃいます。
そうなると、ヘタするとお客さんが帰っちゃいますよね。
そこで、今回は曲を混ぜ合わせるフェードインフェードアウトのやり方を書きます
※アニソンをオールジャンルで回せるように、クロスフェーダを使わない方法です。
【基本操作】
1.まず二つのデッキに二曲の音源をセットします
2.クロスフェーダは中央に、縦フェーダは両方とも最小にしておく
3.片方を再生します。(便宜上、曲Aとします)、再生とともに曲Aの縦フェーダを上げます
4.すでにかかってる曲キックを同期させ次の曲を再生(便宜上、曲Bとします)
5.ヘッドホンで曲Bのキックを聞きながら外音のキックでリズムを取り
 Bが遅れていたら、ピッチベンドでスピードを速める、進んでいるなら
 遅くしてあげます。
6.曲Bを早めたら、ピッチフェーダをその分早めて、遅かったらその分遅くします。
7.だいたいテンポが揃ったと思ったら数秒聞いてみて、ずれていたら5に戻ります。
8.テンポが揃ったら曲Bの頭に戻して、mix待機します。
9.曲Aの展開部分で曲Bを再生します。
 ※展開部分:例えばメロの終わりとか、間奏の終わり、後奏(アウトロ)の始まりなど
10.A,B曲のキックのずれ注意しつつ、曲Bの縦フェーダを上げていきます。
  キックがずれていた場合は焦らず、ピッチベントで修正しましょう
11.曲Bの縦フェーダを上げて、曲Aと同じ音量になったら、曲Aの縦フェーダを下げて終了です。
【さらに上級編】
①:9.の時点で曲Bのイコライザ(EQ)の低音部分の音量を半分程度に下げて再生を始めて
曲A,Bの音量が同じになったら、曲AのEQの低音部分を下げ、そこから曲Aの音量を下げると
より自然に聞こえます。
②:縦フェーダを動かす時間は8小節で動かすと、曲の展開と一致しやすいです。

今回なぜクロスフェーダを使わないかというと
アニソンはいきなりヴォーカルがはじまったり、凄く短い前奏とかが多いので
実際にはカットイン/フェードアウトを多用する事が多いです。
クロスフェーダだと、対応できなくなります。
カットイン/フェードアウトのやり方は
上記9.の時点で曲Bの縦フェーダを上げておいて再生、その後徐々に曲Aのフェーダを
下げていくやり方です。