帰国へ | 前略、バビロンの片隅より ~Out Of Order

前略、バビロンの片隅より ~Out Of Order

Yahoo!ブログから引っ越してきて早や1年
飲む打つ買うの三拍子揃ったろくでなしが
スーダラな日常をゆる~~く書いてます(時々過激になりますが)
時々持病の鬱で更新が止まったりしますが、生きてはおりますので。。。

さて、長らく続いた、股旅シリーズタイ編ですが、今日で無事終われるでしょうか?

行き先は“ ウナギ ”に聞いてくださいってなもんで・・・




帰りの飛行機が出る前日の夕方、TAMAの姿はフアランポーン駅のエントランスにありました

タイ国際空港への列車までまだ、1時間ほどあります

広いエントランスには、あちこちに大きなバックパックをそばに降ろした旅行者たちがTAMAと同じように、ぐったりと、冷たい床に腰を下ろしています
みな、一様に旅の疲労が、顔に浮き出ています。 僕も同じような顔をしているのかな・・・

なんで、そこまで“ しんどい思い ”して旅を続けるのか?

「次に起こるかもしれない、新しい刺激を期待して」としか言いようが無いでしょう
TAMAも自分の準備不足と、後先考えない行動( タイ到着直後、ブログには書けないようなお店に出入りして散財した )が災いして結構“ しんどい ”旅路となりましたが、もうじきこの旅が終わるのが寂しくって仕方ありませんでした

資金が底をついたし、ビザなしでこの国に留まれるのは30日までなので、物理的に旅の続行が不可能なのはわかっていましたが・・・心は永遠に旅していたいってのが本音でした

エントランスには、これだけの人間が地べたに座り込んでいるのに、中央に誰も座っていないベンチが鎮座しています
そのベンチの上には“ MONK ONLY ”( 僧侶のみ )の看板が・・・
タイの人々はとても“ お坊さん ”を敬っています。 さすがにそういう国民性は旅行者も知っていて、あの傍若無人な白人のバックパッカーも決して座ろうとはしません。もし無視して座り込もうものなら、袋叩きになるでしょう

列車の案内の電光掲示板はタイ語と英語が交互に表示されるので、旅行者も混乱することはありません

やがて、空港行きの列車が駅に入ってきたので重い荷物を「ヨッコラセ!」と背負ったTAMAは改札を通り抜けました

しかし、海外の駅ってなんでプラットホームが無いんでしょうね。 足に障害のある人なんてどうしてるんだろう (‥ ) ??

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乗り込んだ列車は全席4人がけでした。 網棚に荷物を置くことが不安なTAMAは、なるべく空いている席を探します
キョロ^(・д・。)(。・д・)^キョロ
ありました、若い女性が一人で座っている席が。 すかさず向かいに腰を下ろしたTAMAは荷物を横に置きました

やがて列車が走り出し、窓の外の景色を見ていると唐突に女性が英語で話しかけてきました
「旅行者ですか?」

「ええ、そうです」

「これから、どこへ?」

「もう帰国するんです、でも飛行機が明日の夕方の便で、今夜は空港のロビーで眠るんですよ」

それからTAMAは、今回の旅でどこに行ったのかとか、タイと日本の習慣の違いなんかを話しました
彼女は、貿易会社に勤めているOLさんだそうです

やがて、会話が途切れがちになって・・・彼女がためらいがちにTAMAの目を見ながら口を開きました

「私は、次の駅の近くに一人で住んでいるんです」その言葉には“ alone ”という単語が強調されています

「・・・・・・」TAMAは困惑しました。 彼女の真意がわからなかったからです

「お金は持ってませんよ」その言葉が喉まで上がってきましたが、思いっきって飲み込みました
それを言ってしまって、もし善意から言ってくれているとしたら、彼女を娼婦扱いしてしまうことになります

TAMAの口から出たのは「ありがとう。 でも空港で寝ます」

「そう・・・・」彼女は寂しそうにつぶやきました
やがて次の駅に着き、降りていく背中を黙って見送りました

再び動き出した風景を見ながら“ 後悔 ”のような“ 安堵 ”のような良くわからない感情にかられて、切なくなってしまいました





「ドッコイショ!」バンコク国際空港の、出発ロビーに腰を下ろした時には夜になってました
ここからは、明日の夕方、飛行機が離陸するまでの“ 持久戦 ” 頼みの綱は半分ほど残った“ ひまわりの種 ”だけです
あとは、充電が切れて、非常用の予備バッテリ-を付けたウオークマン( 電池はコンビニで4本買ってあった )と何度も読み返した文庫本が3冊

夜も遅くなって「ぼちぼち寝るか・・・」 目を閉じると後ろにやかましい集団が・・・
(・"・; ) ウッ 日本語だ・・・恥ずかしいヤツラ
振り返ると、いかにも「あたま空っぽのサーファーで~す」って看板上げてるようなガキどもが5人

連中の会話によると( 聞きたくなくてもイヤでも耳に入ってくる )大学出て働きもせずに、親の金で遊びまわってる様子
同じ空気吸ってるのもイヤだけど、この席は、トイレも近くて、水を買う売店もそばにある

我慢してると、その中の一人がTAMAを見つけて「アレェ、君、日本人?」

「No. I am Chinese. From Shanghai.」なんで、中国人が日本語わかったのか?それさえも気付かないアホどもはすぐに興味を失って、またギャーギャーと騒ぎ始めます

こりゃ寝れんわ・・・仕方なくリュックから“ 中島らも ”さんの文庫本を引っ張り出して読み始めました

「なんだ、やっぱり日本人ジャン」さっき話しかけてきたヤツが背中越しに言いました

(-_-メ) プチッ!「じゃかぁしい! お前ら親の金で外国行ってヘラヘラ遊んでるアホと一緒にすんな! 日本人でも違う人種じゃ! 俺に関わんな、殺すぞ!」
お腹が空いて、イライラしていたTAMAは“ 喧嘩上等 ”すでにポケットの中で“ 折りたたみナイフ ”に手をかけています

5人はなにやらブツブツ言っていましたが、ゾロゾロとどこかに行ってしまいました

これで、ゆっくり寝れる・・・

グッスリとは行きませんでしたが、朝まで目を覚まさず眠れました





「今日こそ終わり」っと思ってましたが、まだ書ききれませんでした 「(´へ`;ウーム

明日こそ最終回「終わり良ければすべて良し」を書きたいと思います

see you again!(*^-')/~☆Bye-Bye♪