夜寝る前にふと思いついたのでメモ書きに。


👉世界中が殺人ウイルスによって人口の半数が死滅した後の世界。

人々はマスク(特殊な)をつけて外を出歩くようになり、街ごとにはシェルターという透明なガラスのような巨大なドームに覆われ、滅菌された街に住むようになった。

ドームの外を出歩く時にはその特殊なマスクをしないと5分で感染し、1時間後には死に至るとされていた。

滅菌された生活。滅菌された服やアルコール消毒された雑貨、食べ物はサランラップのようなものでラップして、開ける瞬間まで無菌状態。味噌や発酵食品なども工場で作られる。


だけど、本当は森の深い場所の先にはキレイな川や水があり、そこではたくさんの生き物とマスクをせずに普通に暮らしている人々がいる集落があった。そこには田んぼで農業も普通にしたり、夜にはみんな集まって毎晩楽しそうに酒を飲んだりする生活をしていた。


本当はそんなウイルスが登場したのはほんの数年の間だけで、そんなものはすでに抗体が身体の中に自然にできており、問題ないものとなっていた。

一部の製薬会社と世の中をいいように動かしたい複数の組織の協合による世界操作だった。


それに気づいたのは、マスクに苦しむ一人の子どもだった。

マスクをすると息苦しくて気分が悪くなり、家から外に出れず、いつも空や外を眺めていた。

子どもの父親はとても優しいが少し変わっており、いつもどこかへ出かけては珍しい本や石ころを持って帰ってきてくれて、沢山外の世界の話をしてくれていた。


外には海や森、川というのがあり、シェルターの中にある人工の木や用水路の程度の川なんかよりもずっと大きくキレイな魚が泳ぐ川があるといつも話してくれていた。


少年はいつしか段々とシェルターの外の世界に興味を持ち、そしてある日、外へ旅立つ決心をするのだ。