スピードプレイのペダル。

かれこれ14年ほど前から使っている。使い始めた頃は、超少数派だった。周りを見渡しても私以外で使っている人を見た事がなかったし、クリートを買うことすら困った。実際売っているショップは皆無だった。クリート買うのにペダルごと買った事すらあるくらいだ。
そんな昔から使っているスピードプレイ。
水も甘いも知っておりますし、その辺のショップより詳しいですね〜。

{B4D58EEE-3CC8-4B54-8533-9BD76E7E4C12}
ペダル側の構造は昔から変化ないです。ZERO系に関しては全く同じですね。

構成的に、外側、写真の右側からプラスネジ。カバー、トルクスT20、ペダル本体、シャフトです。

実は、外側のプラスネジとカバーは何の役にもたっていません(笑)
そしてプラスネジは本当に何の役に立って無いので、外から見えるネジを外さなくても、カバーをコジってやれば、カバーは外れます(笑)

中のトルクスT20が、ペダル本体とシャフトを固定していて、このT20さえ有れば良いと言う事です。

まぁカバーは無くて何の問題もありません(笑)
実際に、カバーレスで月間2000km程走行しても何も起こりません^ ^

{D5B070D8-9D8B-47F3-9D6F-6B030A5A1487}
このT20がキモです。T20さえ外せば、何の工具も要らず、すんなりと簡単にペダルとシャフトに分解出来ます。

{076FEC96-122A-46D8-B6CA-9D7D53AE1616}

外側から良くグリースアップしてますか、アレはあんまり効果ないです(笑)

{1E403600-42F6-4F0C-98BC-22F195865931}

シャフト側のベアリングは、バラすとこんな感じです。2段になってます。

{5E184358-1315-4F31-82BD-3CAE34E79C46}

シャフト外側1段目は内径が小さく、2段目は内径が大きい。

1段目がトルクスT20に押されてシャフトと固着しないようにする為のベアリングです。

2段目は外側での抑えのベアリング。1段目の補助です。

外側から見えるベアリングは、ペダルの回転にはあまり意味が無い。双方ともマイクロボールベアリング。このベアリングはほぼノーメンテでも行けます。シールド性が高く、残念ながら外からグリースアップする程度では中にグリースは入りません。実際バラすとわかるが、2段の中になど間違っても入らないので、世間一般的なメンテナンスならノーメンテ的と言えます。

{1F615909-4922-49D2-88A7-F5601FF7C065}

実は、裏側。こちらこそ本家のベアリング。
ニードルローラーベアリングこそが本当のベアリング。
ペダルの回転を司るベアリングはこちら側で、オモテから見えるベアリングはT20固定用です。

私がスピードプレイを評価しているのは、ローラーベアリングを使っているからです。

グリースアップのメインはこのベアリング。こちらをしっかりとメンテナンスをする。よって外側からのグリースアップは????なんですね(笑)


さて、最近では、シャフトだけ社外のチタン製がありますが、純正でも同じ事で、スチールシャフトの新品を買って、チタンシャフト側にペダルの丸い部分だけを載せ替えると言うのを昔からやっております。あの丸い部分が減りますから、乗せ替えは有効です。しかも馬鹿高いクリートまで付いて来ますからね〜。クリート買うつもりでたまにスチールシャフトモデルを購入してます。(鉄シャフトだけ幾つ捨てたか??)
基本的に丸い部分は、スチールだろうがチタンだろうが変わりません。

シャフトとペダル部分をバラすとメンテナンスは簡単で、ゴリ感は内側のローラーベアリングの方ですね。外側は相当ハードに使ってますが、ノーメンテでOKです。

ちなみに、スピードプレイのペダルは、ビンディングペダルではなく、ただの丸いフラペと言えます(笑)
スピードプレイはクリート側にビンディング機能のほとんどがあるので、ペダルはフラペとなんら変わりません。よって両面キャッチが出来るのです。