山田容子(ヴァイオリン)
松宮麻希子(ヴァイオリン)
井上典子(ヴィオラ)
多田麗王(チェロ)
榊原紀保子(ピアノ)
ラヴェル/弦楽四重奏曲
ドビュッシー/ピアノ三重奏曲
ドビュッシー/弦楽四重奏曲
(アンコール 中田喜直(石山幹二編)/ちいさい秋見つけた)
楽団員プロデューサー編で、リヨン室内楽セミナーにも参加したことがある松宮麻希子の手による「フランス室内楽名曲選“ラヴェルとドビュッシー”」
井上典子はフランスの弦楽四重奏断にも在籍していた
ラヴェルの弦楽四重奏曲はおよそ数ある弦楽四重奏曲の中で最も好きな曲である
前夜も高円寺のバーの常連と「ドビュッシー・イヤー」といってもラヴェルの方が断然いい」と意気投合した
30年余り前のサンフランシスコ勤務時代になパヴァレーのロバートモンダヴィ・ワイナリーに招待され、暮れていくワイン畑を眺めながらグラスを傾けこの曲を聴いたのは至福の時であった(もう一曲も大好きなラズモフスキーだった)
井上典子はカルテット活動の中でこの曲を最も多く弾いたという
この夜も紡ぎだされる音楽を心地よく聴くことができた
井上典子はさすがの演奏だった
ドビュッシーのピアノ三重奏曲はなかなか重たい曲だ
榊原の父がもと新日本フィルのバス・トロンボーンだったとは奇遇だ
弦楽四重奏曲ではそれまで前に座った男性の岩のような壁に阻まれていた視界を、ちょっと体をずらすことによって二人ずつ見える工夫をしたので、1st.と 2nd.の目まぐるしく後退して旋律を弾く様や、2nd.とヴィオラ、ヴィオラとチェロの音の重なり合いが良く分かった
さすがに普段からオーケストラの中とは言え一緒にアンサンブルをやっているだけに息の合った演奏だった
ドビュッシーの2曲は土曜日のフィリアホールのドビュッシー没後100年室内楽コンサートでも聴くので楽しみだ
アンコールは意表を突くちいさな秋だったが、なかなか美しい演奏だった
錦糸町も早くもすっかりクリスマスの装いだった

















