半月余り前に日本フィル横浜定期の帰りにフルートの真鍋さんとご一緒した折、「今度こんなのやるんですよ、よろしかったら」とお誘いを受けた、日本フィルメンバーによる木管五重奏の「目黒市民コンサート」に行ってきた

木管五重奏はおととしの国立音大の音楽祭での岩政志穂ちゃんたちの「ごもくめし」以来

 

昨夏以来のめぐろパーシモン

野方WIZよりは広いしだいぶましかな

観客はまあ・・・、仕方ないでしょう、周りのガサゴソは1曲目で止んでよかった

 

オーボエは杉原由希子から若手のサラブレッド佐竹真登に変更

他は皆首席奏者

 

やはりこの編成で名手がそろうと山田千秋の解説(ちょっと長すぎたが)と相まって、それぞれの楽器の個性ヴィラ、役割が良く分かって面白い

キャンディード序曲で軽やかに幕を開ける

イベールはもともと好きだがやはり木管楽器の使い方がうまい

アリューのはリード楽器三つのための曲だが、それぞれの特徴がうまく引き出されていた

ヴィラ=ロボスのショーロはフルートが美しい

おなじみの口笛吹と犬の後は予定を変更して続けて福島弘和の夕暮れについて

これが実に楽しかった

演奏前のホルンの丸山勉のトークが大いに笑わせたが、そのまま彼の解説付きで演奏へ

「夕焼けこやけ」の15の変奏曲からなるが、2曲目のフルートが美しく、「ボレロ」が最も面白かった

最後の「ギャロップ」も楽しかった

 

後半は本格的にタファネルの木管五重奏曲一本で

さすがに「「木管五重奏を聴いた」という気になったが、この日通じてやはり木管ではオーボエが一番よく歌うんだなと再認識した

 

真鍋さんと話したら、解説が長すぎて強い照明の下リード楽器はみなリードの状態を心配してやきもきしていたとか