ご覧いただき誠にありがとうございます。
CHIPPEWA/チペワブーツ専門店の
ブーツワールドです。
グッドイヤーウェルト製法は誰が発明した?150年以上続くブーツ製法の歴史
Goodyear Welt(グッドイヤーウェルト製法)は誰が作ったのか?
結論から言うと、
グッドイヤーウェルト製法を発明したのは「チャールズ・グッドイヤー・ジュニア(Charles Goodyear Jr.)」です。
ただし、多くの人が勘違いしています。
ゴムの加硫法で有名な
チャールズ・グッドイヤー(Charles Goodyear)
の息子です。
この人は、チャールズ・グッドイヤーさんです。
年代は?
1869年頃に特許を取得。
その後、
1871年にグッドイヤー・ウェルト縫製機を完成させました。
それまでの靴作りは職人が手作業で縫っており、
1足作るのに非常に時間がかかっていました。
チャールズ・グッドイヤー・ジュニアは、
「職人の手縫いを機械化できないか?」
と考え、
世界初の実用的なウェルト縫製機を開発しました。
ウェルトとは何か?
簡単に言うと、
靴のアッパーとソールを繋ぐ細い革の帯です。
構造
アッパー
↓
ウェルト
↓
ミッドソール
↓
アウトソール
という構造になります。
なぜ革命的だったのか?
当時の靴は
・手縫い
・大量生産不可
・高価
でした。
グッドイヤー製法によって
・丈夫
・修理可能
・大量生産可能
になりました。
これは靴業界にとって産業革命レベルの出来事でした。
このような機械で作っていたようです。
CHIPPEWAとの関係
CHIPPEWA創業は1901年。
つまり、
グッドイヤーウェルト製法が発明されてから約30年後です。
そのため、
CHIPPEWAが初期から採用したワークブーツの多くはグッドイヤーウェルト製法でした。
当時のアメリカでは
- RED WING
- CHIPPEWA
- WOLVERINE
- WHITE'S
- NICKS(後年)
など、
耐久性を重視するメーカーが次々と採用しました。
特に伐採作業員や鉄道員、鉱山労働者向けブーツでは
「ソール交換できること」
が極めて重要だったためです。
実は現代では少数派
現在のスニーカーのほとんどは
接着(セメント製法)
です。
そのため、
グッドイヤーウェルト製法を採用するメーカーはかなり減りました。
現在でも主力として採用しているのは
- CHIPPEWA
- RED WING
- WHITE'S
- WESCO
- NICKS
- DANNER(一部モデル)
- ALDEN
などです。
面白い豆知識
実は、
「Goodyear Tire & Rubber(グッドイヤータイヤ)」
と
「Goodyear Welt」
は同じ一族が由来です。
どちらもゴムの加硫法を発明した
チャールズ・グッドイヤーの名前から来ています。
ただし会社自体は別です。

