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ダナーブーツ専門店ブーツマスターです。
【なぜ昔のダナーは茶色だったのか?】黒いブーツが増えた意外な理由
現在のダナーを見ると、
- Fort Lewis
- Acadia
- Lookout
- Tachyon
など黒いブーツが数多く存在します。
しかし、創業当時のダナーは違いました。
1930年代から1950年代にかけて、ダナーの主力は茶色いワークブーツでした。
では、なぜ昔のダナーは茶色だったのでしょうか?
ダナー創業当時のお客様
1932年。
チャールズ・ダナーが創業した頃の顧客は、
- 木こり
- 製材所作業員
- 農場労働者
- 鉄道作業員
- 鉱山労働者
でした。
当時のオレゴン州は林業の中心地。
ブーツはファッションではなく仕事道具でした。
なぜ茶色だったのか
理由は意外と単純です。
革本来の色に近かったからです。
当時主流だったのは、
- フルグレインレザー
- オイルドレザー
でした。
革にオイルを浸透させると、
自然に
- 茶色
- 濃茶色
- 赤茶色
になります。
つまり、
茶色にしていたのではなく、
革そのものの色だったのです。
当時は見た目より実用性
1930年代の木こりは毎日泥や雨の中で働いていました。
ブーツに求められたのは、
- 頑丈さ
- 防水性
- 修理のしやすさ
です。
色は重要ではありませんでした。
黒いブーツはいつ増えたのか
状況が変わったのは、
軍・警察・消防市場です。
特に1960年代以降、
黒いブーツの需要が急増します。
なぜ黒が選ばれたのか
制服との統一感
警察官や消防士の制服は黒系が中心。
足元も黒が好まれました。
手入れが簡単
黒いクリームを塗れば傷が目立ちにくい。
勤務前の手入れも楽でした。
磨く文化
当時の軍や警察では、
ブーツを鏡のように磨く文化がありました。
いわゆる
"Spit Shine"
です。
黒い革は光らせやすかったのです。
ダナーも黒いモデルを増やした
軍や法執行機関向け需要の増加に伴い、
ダナーも黒いモデルを数多く開発しました。
代表例として
- Fort Lewis
- Acadia
などがあります。
どちらも現在でも人気モデルです。
実は今でもダナーの原点は茶色
面白いのはここです。
ダナーを代表するモデルを見ると、
- Danner Light
- Mountain Light
- Bull Run
- Quarry
など、
今でも茶色系が中心です。
つまり、
創業当時から続く
「働く革ブーツの色」
は今も茶色なのです。
まとめると
現在では黒いダナーも珍しくありません。
しかしブランドの原点を辿ると、
そこにはオレゴン州の木こり達が履いていた茶色いワークブーツがあります。
黒いブーツが軍や警察の文化と共に広がった一方で、
ダナーの歴史そのものは茶色い革から始まりました。
もしダナーライトやマウンテンライトのブラウンカラーを見て
「なぜダナーは茶色が似合うのだろう?」
と思ったことがあるなら、
その理由は90年以上前のオレゴンの森林にあるのかもしれません。







