いつもブログをお読み頂き誠に有難うございます。
ダナーブーツ専門店ブーツマスターです。

 

ラフアウトレザーの話

 

なのですが、ぱっと見見分けつきません。

 

左側:ラフアウト

右側:スウェード

 

です。

 

もはや私も左右共にスウェードと言ってしまいます笑い泣き

 

ラフアウトレザーとは、本来は内側(床面)になる革の裏面を外側にして使用したレザーのことです。
「スエード」と混同されがちですが、同一ではありません照れ

 

ラフアウト=“裏返したフルグレインレザー”
スエード=“削って作った床革”

 

です。

 

下記、ラフアウトのメリットです。

① 耐久性が高い
繊維密度が高く、擦れ・引っかき傷に非常に強い
岩場・林業・軍用ブーツで多用

② 傷が目立ちにくい
毛羽立った表面が傷を吸収
ワーク用途では「傷が味」になる

③ 防水処理との相性が良い
オイル・ワックスが繊維に浸透しやすい
雨・雪・泥に強い

④ メンテナンスが楽
基本はブラッシングのみ
クリームでテカらせる必要なし

 

もちろん、デメリットもありますひらめき電球

 

・フォーマル用途には不向き
カジュアル・無骨な印象が強い

・油分管理が重要
乾燥させすぎると繊維が硬化

オイル入れすぎると毛が寝て風合いが変わる

 

といった事もあります。

 

代表的な用途
ワークブーツ(ロガー・建設・林業)
ミリタリーブーツ(米軍、警察)
ハンティングブーツ
アウトドア用シューズ

特に**米軍ブーツでは「ラフアウト指定」**があるモデルも多く、
「耐久性・反射防止・実用性」が理由です。

 

という事で、

ファッション系はスウェード。

実用的なモデルはラフアウト。

これでもいいと思います照れ

 

素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ。

 

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