シルク スペシャル・エディション [DVD]
シルク スペシャル・エディション [DVD]
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at 10.10.26
角川エンタテインメント (2008-05-23)
売り上げランキング: 17000
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おすすめ度の平均: 

ある男の半生
伝わらない感動
観念のみで語る作品
K・ナイトレイと芦名星が同い年とは思えない(笑)。
絹映画としては非常にヘンな話だと思いました。19世紀中ごろのフランス、街の発展のため製糸業をおこなうのに、蚕の卵を求めて結婚したばかりの青年が妻を置いてはるばる幕末の日本に買い付けにやってきて、その取引相手の男の妻に一目惚れしてしまって、その後も買い付けを口実に何回も日本にやってくる、というお話。その可憐な妻役を演じているのが渡辺奈緒子さん、ではなくて芦名星さんという女優さんなんですね、最近「七瀬再び」で主役を演じてるとのことですが、このシルクの段階ではまだこれが映画初出演ということのようです。しかも台詞無し。露天風呂でワンシーンだけバストトップを片方のみ見せてます。
それでは渡辺奈緒子さんは、何の役で出てたかというと主人公の蚕卵買い付けの交渉がうまくいって、取引相手の男(役所広司)との宴の後の「夜のおもてなし」の相手役でした。画面は暗いものの、確かにオールヌードで絡みを見せてます。なのにDVDのジャケに顔は載ってないし、記載されている主要キャストにも名前はありませんでした。一応エンドロールには Japanese Girl: Naoko Watanabeとクレジットされていますけどね、でもなんか脱ぎ損な感じ。主役のマイケルピットの妻役のキーラナイトレイも2回くらい絡みのシーンで脱いでますけど、でもこっちも画面が暗くて全然だったな。あまり胸も大きくないし。
洋画というと展開の速さや豪快さみたいなものが売りの映画が多いですけどこの作品は台詞も少なめ、みんなぼそぼそしゃべる感じで淡々と進んでいきます。日本まで旅する道中の風景や雪に覆われた日本の自然の映像は非常に美しいです。坂本龍一が担当した音楽もその風景にマッチしています。日本でのシーンも外に村のセットを実際に作って撮影していて、お金かかってるなぁという感じ。
でも結局この映画は何が言いたいのかよくわからなかったな、外国の女性にうつつをぬかしてる間に本当に大切な人がいなくなってしまったということへの後悔なのかとは思いますけど、でも別に1回でも結ばれたのならまだわかるんだけど、ほぼ何もないに等しいからなぁ。それに幕末期にわざわざフランスから3回も日本に行って無事戻ってこれるのか、というところにそもそもリアル感が乏しいし、まぁそれはフィクションだから大目に見るとしても、ストーリーの落とし方が、いかにも作られたお話感が強かった、と僕は思いました。なるほど、そういうことだったのか、とは思いましたけどね、でもなんでそんなわざわざややこしい手法をとるのか、3回の旅が終わったあとはずっと一緒にいたわけだから、そこで思いのたけをぶつけることはいくらでもできただろうに、という感じ。日本の描写についてもさぁ、なんか向こうの人が考える東洋神秘みたいなのはわかるけど、なんか日本女性がエロいおもてなしもOK、みたいな感じに受け取れやしないかなぁと思いましたね。
まぁ結論としてはレンタルで十分な作品だと思います。ただ、映像特典の役者へのインタビューで劇中一切の台詞がない芦名星さんが役をどのように演じたかなど答えているので、それがレンタル版にないのだとしたら、まぁこっちを見ておくのもありかなとは思います。
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