拝金
堀江 貴文
徳間書店
売り上げランキング: 22
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おすすめ度の平均: 

さくっと読める
今が「旬」の本
ホリエモン小説家デビュー作
ホリエモンの成功哲学が凝縮された一冊
ホリエモンビジネス主人公のフリーター、優作が謎の人物オッサンのアドバイスによって起業し、時代の寵児となってゆく、そして頂点に登りつめた優作だが、、、みたいなお話。優作、オッサン、どちらとも堀江氏自身を投影したキャラクターになっています。
正直なところ、小説として判断した場合、あまり読み応えはなかったなという感想。文章が平易すぎてあまり小説らしさがないんですよね。そこが逆に言えばどんな層でも最後まで読みきれるようにという配慮なのかもしれませんが、ちょっと僕には物足りなかった。ネタバレですけど、最後を親子の愛憎劇に着地させたのもちょっとありきたり、できればもうちょっと序盤のほうで伏線を張るとか、掘り下げて欲しかったけど、まぁこの部分は明らかにフィクションだから肉付けし辛かったのかも。
しかし、これを近鉄やフジテレビ騒動の際、当人がそのときどう思っていたのかという裏話的スタンスで見ればこれはなかなか興味深かったです。本人もあとがきで書いてあるとおり、すべてが真実というわけではないでしょうけど、これも裏を返せば全てが嘘ということでもないわけですからね。
僕なんかからすれば堀江さんて、ものすごく賢くて頭のきれる人なんだと思いますが、そんな人でも、というかそういう人ほど欲に関しても人並みならぬものがあるんだなということを改めて思いました。なんとなくそういう人は物欲、増してや性欲なんて全く興味ないイメージがあるじゃないですか。だからヒルズ族の階級云々とか、抱くオンナのレベルとか、それまで自分が手の届かなったところをのし上がってお金で埋める対象がいくら賢人でもやっぱりそこなんかい、というのがちょっとがっかり、でもちょっとホッとした、そんなところですかね。やっぱりヒゲとボインはオトコにとって永遠のテーマなんだなと思いました。
