東野 圭吾
集英社
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短編集です。~笑小説シリーズとしては2作目にあたるのかな。読み終えてみてそれほど毒が効いているような内容ではないと思います。ネタが殺人とか誘拐とか一見物騒なものなんだけどコミカルにオチをまとめている、という感じ。「花婿人形」とかオチが思いっきり下ネタ「性に関わらないほうの」だし、また「つぐない」はSFチックな切なさというか。「ホームアローンじいさん」は孫のAVを見たいが機械オンチで操作のしかたのわからないじいさんの顛末。と必ずしもミステリーのテーマではない要素がさまざまに盛り込まれていて面白いです、でもゲラゲラ笑えるものかというとそうではないような、巻末に東野氏と京極夏彦氏とのユーモア小説を書くことについての対談が掲載されてますが、確かに小説で読者を笑わせることはかなりの難易度ですね、涙ものだったり深く考えさせるような内容のものだったら読み終えた後の満足感は少なからずありますけどユーモア小説だとそれほど深く残らないですし、でもそこにあえてチャレンジしているというのはなかなかにすごいことだなと思いました。