分身 (集英社文庫) | こんなもの買いましたseason4 - oasis bootleg ブートレグ ブート

分身 (集英社文庫)

分身 (集英社文庫)
分身 (集英社文庫)
posted with amazlet at 09.03.06
東野 圭吾
集英社
売り上げランキング: 3952
おすすめ度の平均: 4.0
4 クローン技術の是非と個の人間の在りよう
4 生命倫理
5 鞠子と双葉の心理の移り変わりに引き込まれました
4 2人の女の子
3 悪くはないが
これで東野圭吾作品を読むのは10作目。瓜二つの顔をした面識のない、北海道と東京にそれぞれ住む鞠子と双葉という2人の娘が同時期に自らの出生の秘密をさぐっていき、そこに政治的な思惑も絡んできて・・・というお話。鞠子、双葉の視点で交互に物語りは進んでいきます。タイトルから類推してこのふたりの関係性は検討がつくのですがそこに第3の人物も登場したり、と単にその関係性をオチに持っていくわけではないのです。特に後半の展開は物語に引き込まれますね。今まで読んだ東野作品のなかでも自分内上位ランクにきましたね、これは。これまで10作読んでみて作者がよく使うフレーズは「かぶりを振る」(意味的にはNoの意思を示すことらしい)と「射精した」ですね。後者は「分身」では出てこなかったけど。どうなんだろな、「射精」なんてダイレクトな表現使わずともなんかぼかした表現もあると思うのですがあえてこの言葉にこだわるわけは何なんでしょうね。まぁ非常に本能的な行動、というように受けてとしては取れますが、女性が読むとまた受け取り方も違ってくるのでは、とも思います。