チキです!
先日読んだ本
「87歳トレーダーシゲルさんの教え」
この作品の中に記載のあった
「ラルフ・ビンズの実験」
のことがずっと心に引っかかっていたので、
少し調べてみました。
ラルフ・ビンズの実験とは、
数学者のラルフ・ビンズが行ったもので、
博士号を持つ40人を対象に
以下の条件で実験を行いました。
条件1 勝つ確率が60%のコンピュータゲームを100回してもらう。
条件2 40人の参加者は、それぞれに手持ちの資金1000ドルで始める。
条件3 毎回好きなだけ賭けてよい。
条件4 勝つと賭けた資金が2倍になり、負けると賭けた資金が没収される。
普通に考えれば、
勝つ確率の方が高い勝負で、
かつ参加者は秀才揃い。
当然、勝った人の方が多かったんじゃないかと思うのですが、
実験の結果は、その逆
最終的に元の1000ドルより増えたのは
40人中たったの2人だけだったそうです。
勝つ確率は60%なのに…です。
要するに、重要なのは
掛け金の額
なんですね。
小さな勝ちを積み上げていったのに、
たった一度の負けで全てを失った…
という話はよく聞きます。
いわゆる「コツコツドカン」
秀才たちでさえ、
この過ちを犯してしまうということです
これから長く投資を続けていきたいなら、
一度の負けで退場するような張り方はしないこと。
掛け金の額のコントロール(資金管理)が
何より重要なスキルなのかもしれません。