チキです!

 

訳のわからないジェットコースター相場が続いていますが、昨日久し振りに買いを入れました。

 

日本管財(9728)

 

を初取得ですおーっ!

 

年2回の株主優待、配当利回りの高さ、そして何よりも不況に強い銘柄ということでチョイスしました。

 

手元に現金が少ないだけに、銘柄選びも慎重ですあせる

 

普段からこれだけ慎重にやっていれば、もう少しダメージも少なかったのに…とは思いますが、後の祭りですぐすん

 

 

 

さて、先日雑誌を読んでいると、久し振りに

 

 「メキシコの漁師とMBAコンサルタント」

 

 の小話の記事を目にしました。

 

有名なお話しですので、皆さんも一度は聞いたことがあるとは思いますが、このようなお話です。

 

 

 

メキシコの小さな漁師町の桟橋に、アメリカからやってきたビジネスマンが立っていました。

 

そこに漁師が船で帰ってきました。

 

船の中には獲ってきたばかりの新鮮な魚が少しだけ入っていました。

 

ビジネスマンは漁師に尋ねました。

 

「その魚を獲るのに何時間くらい漁をしたのか」

 

「ほんのちょっとの時間です」

 

と漁師は答えました。

 

アメリカ人は尋ねました。

 

「どうして長い時間、漁をしてたくさんの魚を獲らないのだ」

 

「家族が食べる分があれば十分です」

 

「余った時間は何をしているのだ?」

 

「たっぷり寝てから漁に出て、子供と遊び、妻と過ごす。それから村へ行き、仲間と酒を飲み、ギターを弾く。忙しい人生なんですよ、セニョール」

 

アメリカ人は呆れて笑いました。

 

「私はハーバード大学を出てMBAを取得している。その私が君にアドバイスをしてあげよう。まず君はもっと長い時間漁をするべきだ。たくさん魚を獲って、金を稼ぎ、もっと大きな船を買う。そうすればもっと稼げるし、船を二艘三艘手に入れることができる。やがて船団を率いて、大量の魚を獲る。そうすれば、缶詰工場を作って、製品を加工して大量に売りさばける。そしたら、この漁村を出て、もっと大きな都会に行き、やがてはニューヨークに住んで、大きな会社を作って、それをさらに大きなものにするんだ」

 

漁師は尋ねました。

 

「そこまでになるのにどれくらいの時間がかかりますか、セニョール」

 

「二十年から二十五年かな」

 

「その後は何をするんですか?」

 

「タイミングが来たら、株式公開して市場に株を売る。すると億万長者になれる」

 

「億万長者になって何をします?」

 

「引退して、小さな漁村にでも移り住んで、そこで子供たちと遊び、妻と過ごし、仲間たちと酒を飲んで、ギターを弾くのだ。どうだい、素晴らしいだろう」

 

 

 

 

幸せの定義について考えさせられる内容です。

 

「幸せって、やっぱりお金コインたち  じゃ買えないんだよね」

 

「わざわざ遠くまで探しに行かなくても、実は身近にあるものなんだ」

 

人によって色々な感想があろうかと思います。

 

なにせ、‟一生漁村で暮らした男”と、‟世界を飛び回り様々な経験をしてきた男”の行き着く先は一緒だったのですから。

 

 

 

司馬遼太郎の小説 『国盗り物語』の中に

 

「人生は双六(すごろく)サイコロ、途中どれだけ面白い景色を見れたのか、それが人生の価値」 (正確な文面は忘れましたが…汗

 

といった一節があります。

 

生れてきて振り出しからスタートし、人生ぐるっと回って死ぬ時には結局元の振り出しに戻ると。

 

であれば、途中色々な景色を見ることが出来れば、人生めっけものだと。

 

私自身は、このサッパリした考え方が好きです。

 

もし私が小話に出てくる漁師であれば、アメリカ人のアドバイスを真に受け、缶詰工場を作るため、朝から晩までせっせと漁に出ているかもしれませんねほっこり