管政権の震災地復興プランとして住宅地の高台への移転が構想されている.

一見,至極最もに見えるがいくつか問題もあると思う.



特に三陸海岸というのは平地がまことに少ない.湾口の一番奥に外波から守られるように港があり,その背後の

平地に市街地が発展した.しかも,まとまった平地はそこにしかない.

市街地全体を高台に移転させるのはかなり莫大な予算をともなう大規模な土木工事が必要となる.



漁業拠点(漁港・魚市場・水産加工場など)は海の近くに配置せざるを得ないから,津波のたびに

経済基盤の破壊を繰返すことになる.



高台移転と並行して,防潮堤建設を構想してもいい.

港湾の防護も含むなら,おそらく世界でも類をみない規模のものが必要となるだろうが,

日本の土木技術を結集すればできないはずがない.

しかも一度,そのような技術を獲得すれば,津波のリスクを抱える日本の他地域にも適用できるではないか.

将来は技術輸出も出来るかもしれない.

国交省は技術コンペでアイデアを募ればいいし,,ゼネコンはもっとプランを出すべきだ.



高台移転は敗北主義というつもりはないが,あまりにも「マイナス頭」になっている気がする.