♪飾りじゃないのよ〇〇は の〇〇とはブーストメーターですね(笑)
クルマのダッシュ上やピラー(フロントガラスの斜めフレーム)、ステアリングコラム(ハンドルが付いている根元付近)の上等に追加してメーターを装着している車両を見かけることがあると思います。
(これは私の車のダッシュ上。左から回転計とブースト計。高回転型エンジンなので、きっちり回さないとパワーが出ない…。設定した回転数になると、赤ランプが点灯してシフトチェンジタイミングを知らせてくれます。ベストタイムを狙うには、必須です。)
あまりクルマのことを知らない方や、特にこだわりがない方などからすれば何故わざわざあんなメーターを…とか、邪魔じゃん等あまり好意的に思われない場合があります。
また、単なるカッコつけじゃないかとか別になくたっていいんじゃない などと思われてる事も…。
いやいや、そんな事はありません。
追加して装着するメーターには、それなりの意味があります。
ブーストメーター以外に電圧計や油圧計、油温計、排気温度計、回転計など目的や用途に応じた様々な追加メーターがあります。
外車やグレードの高い車、高級車などにはそれらのメーターが純正で備わっている場合もあります。
一般的によく追加して取付される事が多いのはブーストメーターでしょう。
ターボ車にとって必須とされています。
しかしその目的や用途を本当に分かっていないともったいない事になります。
ターボ車は、ターボでないエンジンのクルマより多くの吸気をさせて同排気量車でもパワーが大きくなるように造られています。(仕組みや構造は長くなるので、詳細は次の機会にします。)
吸気はタービンの作用で強制的に行い、エンジンに高い圧力で送り込むので、多くの空気が送られて爆発力が上がりパワーが出る仕組みなのですが、送り込む空気の圧力を把握しないと、限度を超えればエンジンやタービンに深刻なダメージを与えてしまいます。
そうならないように、圧の把握と管理の為にブーストメーターを追加する必要があるのです。
しかし、そんなに重要な役割があるはずなのに最初からブーストメーターは付いていない車種が殆どです。
コストに影響があるにしても、深刻なダメージを考えれば本来は最初からあるべきではないかと思いますね。
でも、無くたっていいんです。
ブーストアップをしなければの話ですが。
ノーマルブーストで乗る分には、全く不要という事ですね。
圧の把握や管理の必要性が無いからです。
ノーマルブーストでダメージやトラブルになる事があるのなら、それこそが大問題です。
ターボ車のパワーアップは、ブーストアップで簡単に叶いますからそれをやるならメーターを追加する必要が出てきます。ブーストコントローラー等でブースト値を加減して、限界値以内に圧を調整しその後もずっと把握・管理する必要があるからです。
ということは、ノーマルブーストのままでブースト計を付けている場合は「飾り」と揶揄されてしまうわけですね。
でも、アクセルを踏んだ時にピコピコ針が動くさまは見ていて楽しいものがありますね。
次第に飽きてしまうんですけど…。
そこで、もしノーマルブーストなのにブースト計が付いている方!
どうせブースト計が付いてるのなら、ちゃんとメーターに仕事をさせませんか?
そう、ブーストアップを敢行!
いえいえ、難しいことはないんです。