ターボ車のパワーアップの定番チューン「ブーストアップ」 。
物理的にアクチュエーターの圧を可変出来るパーツを使用して、ブーストアップとブースト調整が出来るようにしたブーストコントローラー的なものと、電子的にコンピュータを介して燃調等も制御しながら、ブーストアップとブーストコントロールが出来るようにしたものとに大別できます。
前者は容易に安価で、後者は難儀で高価です。
お手軽ブーストアップマル秘ホースは、前者でライトチューンや街乗り車を軽快にしたい場合に向いています。
ところで、ブーストアップに伴ってブースト計の取り付けはほぼ必須になりますが、それ以外にお勧めしたい事があります。
この画像をご覧になって、何をやったらいいかが分かった方はさすがです。
答えは、「パイピングの強化」ですね。
ブーストアップしなくとも、圧が掛かったり吸気したりとNA車に比べてターボ車はパイピングにかかる収縮運動が大きいですから、ホース類の劣化はパフォーマンスダウンを招いてしまいます。
しかし、金属製のパイピングはかなり高額です。エンジンルームのドレスアップにも貢献しますけどね…。
もし見栄えを気にせず、安価でお手軽にパフォーマンスを上げたいとすれば、ズバリ「結束バンド巻き巻き作戦」
画像のようにインタークーラーからサージタンク・インマニに繋がる太い配管に、ありったけの結束バンドを巻き巻きします。
これによりホースの膨張を防ぐ事ができ、その際に生ずるロスを抑える事に貢献します。(ブーストアップする訳ではなく、本来の圧の掛かり方になる・ブーストの掛かり方がシャープになる等です。)
これを応用するとしたら、例えばブレーキラインを強化して、ストッピングパフォーマンスを向上させる事も出来ます。
かつて私も、この結束バンド巻き巻き作戦はよく利用していました。
お金が出来たら、専用パーツを順次取り入れて行くようにしました。
こうすることで、高価なパーツを購入する前に効果を確認でき、購入後の後悔を無くす事が出来るかもしれませんね。
画像のご提供を下さった福井県在住のT様、有難う御座いました。
ちなみに、Tさんはこの方法を「鬼タイラップによる貧乏チューン」とおっしゃってます(笑)
桜が映えてとてもきれいですね~。ワイルドなジムニーの雄姿がまた引き立ってる印象です。