サンダーバード55を観てきました。

 

 

2015年に製作された『サンダーバード1965』を劇場公開用に日本語吹き替えと再編集を加えたもの・・・だそうです。
知ってのとおり、サンダーバードはスーパーマリオネーションという・・1965年当時としては画期的でハイレベルな人形劇で描かれた、『国際救助隊』の活躍する物語―
サンダーバード誕生から50年となった2015年に当時のクオリティーを可能な限り再現して制作されたのが『サンダーバード1965』そして2022年日本語劇場版『サンダーバード55』です。

 

映画は三つのショートストーリーで構成されており、原作となったのは、1960年代に発売された音声ドラマのレコード盤だそうです。
音声ドラマなので救助メカが大々的に活躍するストーリーにはできなかったのでしょう・・三話ともペネロープが主人公でトレーシー一家はほぼ脇役・・
『サンダーバード外伝-レディ・ペネロープの冒険』とでもタイトルを変えた方がいい内容です。

 

第一話『サンダーバード登場』
サンダーバードが救助活動を開始する直前・・・パパことトレーシー一家のお父さん『ジェフ・トレーシー』が、新しく仲間に加わったペネロープを邸宅のある島=サンダーバード基地に招くお話。
サンダーバード1号から5号までの説明を聞きながら島を巡ります。
『サンダーバード エピソード0』と呼んでもよさそうな内容です。
それにしても・・ペネロープが執事兼運転手であるパーカーに対する態度・・
少し意地悪すぎると思ってしまいましたが
あちらでは主人と使用人の関係なんてそんなもんなんでしょうかね

 

第二話『雪男の恐怖』
オープニングが『謎の円盤UFO』風のサンダーバード各機の紹介で、ニヤリとした人も多かったでしょう。
雪男は・・・・・あまり怖く無かったかな・・・

 

第三話『大豪邸 襲撃』
イギリスで大富豪の豪邸が爆破され、貴金属が奪われるという事件が連続して発生し、ペネロープの邸宅もそのターゲットに・・・


当時サンダーバードファンだった人には涙ものの内容だったのでしょうか。
自分は・・ちょうどリアル世代ではありましたが・・TV番組自体は熱心に観てた方ではなく、正直あまり作品内容には思い入れはありません。


でも駄菓子屋にサンダーバード関連の製品は数え切れぬほどあったし、プラモデルはメチャクチャ作りました。テーマ曲を聴けば今でも胸が躍るし―
やはりサンダーバードは子供時代に心に刻まれた大きな存在です。

 

サンダーバードの劇場映画はみなコケる・・というジンクスがあったりするのですが・・今回のサンダーバード55はどうなんでしょうかね?
特別上映だし・・上映館もあまり多く無さそうでし・・期待できないのでしょうかね・・

なんとか人気が出て、サンダーバード各機や救助メカだ大活躍する映画が制作されることを切に願います。