温故知新というか、故きを温ねてみたら、再発見したような感じなんですが、テレビ神奈川で、松田優作の「探偵物語」を見つけて、途中から録り溜めしていました。

 

最終話を知ってるはずなのに、とっくに忘れてしまって、もう一度観てみました。

 

 

最終話に限らず、どの回のエンディングテーマ曲は、今見てもクールですね。

 

ふと気がついたのが、当時の渋谷の公園通りは確かに壁や、パルコの壁面にアート作品が描かれていて、色んな作品を作成してた現場を横目に通り過ぎた記憶はありました。

 

 

こうして観ても、モナリザとか落穂拾いなんて、上手く描いてるなって感心する。

今頃なんですが。40年以上も前なんですよね。

 

でも、当たり前のように当時は、街にアートがあったり、西武デパートなんかセゾン美術館があったりしてた時代があって、アートが景気に影響していたところがあったように思える。

 

逆に、今の景気が盛り上がらず、物価の値上げ前のデフレの頃って、アートが街にあっただろうかって感じる。それどころじゃないって感じだ。

 

いつか、アートが盛り上がるような時代が訪れたなら、その時は景気が良くなっていたりするんだろうな。いつかはわからないが・・・

 

ところで、あらためて「探偵物語」の最終話って、松田優作の主人公は友人が亡くなったことで、復讐の鬼に化し殺人犯となり、最後は因果応報というか刺されて死ぬという、このパターンって、いつまでも松田優作の役のイメージにつきまとっている。

 

最後の「ブラックレイン」は、死ぬことはなく捕まって物語は終わったが、本人はその後、病気でお亡くなりになったというのは、なんか皮肉にも感じた。