昨日も断捨離の続きでした。

午前中は、私の用ではない近くの病院へ。しかも台風直前の雨の中。

 

断捨離とは、ファイルブックやクリアファイルに入れてある書類の選別から始まります。

いつの間にか、これらにしまい込んだ書類は、最初にしまい込んだファイルが、わかるようでわからず、どんどん増え何がなんだかみたいな状態に。

 

書類は期限が切れたものやら、今になっては必要ではなくなったものとか。ファイルブックを最小限にして、そこにしか納めなくすれば良いことで・・・・。

 

16年前にテレビのニュースで知ったローカルな交通事故。

気になってネットで調べて、なぜか忘れないために出力したものが出てきた。

 

確証はできてないのだが、31年も前に遡る前の会社の上司だった方の名前が、テレビのニュースから跳び込んできたのだ。

 

それも片手間な状況というか、家の中で動いていて、テレビはBGM代わりでつけていたので、面と向かって見ていたわけではなかった。

 

地方のその交通事故を報じて、亡くなられた方の名前は、なぜか虫の知らせのように、テレビのスピーカーでなく、特別に拡声器のように耳にストレートに入って来たのが、今も不思議に思えるぐらいで、その名前を聞いた途端、テレビに思わず振り返った瞬間だった。

 

会社の当時は、その方の名前は珍しい名字で、なぜかフルネームで覚えていたというのが、面白い偶然でしかなく、そこから15年が過ぎていたにもかかわらず、なぜか忘れずにいたというのが不思議でもあった。

 

15年の間、噂ではその方もどうも会社を辞められた話は聞いていた。それ以降は何も知らないでいた。

 

ニュースの内容とは、本人の車が中央線を越え、反対からのトラックと正面衝突して、車の前方が大破していた写真まで写っていた。

 

飲酒運転なら、そう伝えていただろうが、そう言うわけでもなかった。

 

ひとつ勝手な想像でしかないが、上司でいた当時から印象にあったのが、本人専用の営業車は運転席以外は、不思議なくらいモノに溢れていた。

 

後部座席は、仕事関係の荷物だらけで、助手席は読みかけの雑誌やら、食べかけのお菓子の袋だったり、ティッシュやコンビニで買ったサンドイッチの食べかけやら、ゴチャゴチャしていて足の踏み場もないぐらいだった。

 

会社での本人のデスクも、ゴチャゴチャと書類が山のように積まれていて、机の下も段ボールの箱だらけで、足を入れるスペースもないぐらいで、その人のデスクだけが特別でしかなかった。

 

せいぜい年の暮れの大掃除で、整理整頓して机がきれいになった時が、妙に印象に残ったぐらいだった。

 

運転中に、助手席の荷物に目が行った瞬間、ハンドル操作を誤ったんではないかと勝手に想像はできた。

 

上司でいた当時、女の子が生まれたばかりで、可愛くてしょうがなかったみたいで、それまでは仕事が早く終われば、毎回飲みに行くような人が、すぐに家に帰るようになって、こうも簡単に別人に変わるのかと思ったぐらいだった。

 

もうその子も今ではいい年になっているだろうが、あの時は高校生になったばかりだったんだろう。気の毒でならない。

 

あえて言わせてもらいたいが、自分本位な生き方でしかないなって。

 

また、そのプリントしたものはファイルに閉じたままにした。

 

 

台風一過の真夜中、風が静かになったのでベランダに出てみました。