こんにちは。

石田直也です。

今日は3月11日。

東日本大震災が起きた日。

3月11日なんですが
まだ誰にも今日が「一年後だ」と言われていません。

まるで気にしていないかのように感じます。

なので
ブログを書いている身として
自分の体験、考えが少しでも誰かに届けばと思い
今回は東日本大震災について書きます。



現在、僕は中東ヨルダンにいます。

そして、去年地震が起きた時はカンボジアにいました。

その時、僕らはカンボジアでボランティアをしている最中でした。

2時46分。

あの時、僕らは宿に帰って一息つこうとしていた。

するとある人が

『日本で大きい地震が起こったらしい』

と言っていた。

しかしその時
僕は正直大したことはないだろうと思っていました。

その後
テレビを付けると

津波の映像が

正直それを見ても信じられなかった。

うそだと思った。

でもずっと同じ映像が流れている。
英語、中国語でやっている。
日本語ではほとんど流れずに

でも
次第に理解してきた。

これが本当であることを
そして
信じられないほどの地震、津波が日本を襲っていることを。

その後外に出てみると

カンボジアの人に

「日本は大丈夫か??」

とめちゃくちゃ言われた。

カンボジアでもその日のトップニュースだった。

僕の友達の中でも
家族と連絡の取れない友達がいたり

自分の家族は岐阜にいたが、連絡がとれず
自分自身もすごく心配だった。

その後、僕らのグループみんな家族の無事を確認したんですが
地震のことが頭から離れないまま、時が過ぎ

帰国

池袋について感じた。
地方出身の僕にとっては
毎日キラキラしてた池袋駅が
行く前と一変していたことを。

そして
その時本当に大変なことが起こったと実感した。

大変なことが起こったことを実感したが
何も出来ない自分がいた。

ボランティアに行った友達もいたが、
自分はそれでも動けなかった。

正直怖かった。

何もしないまま時が過ぎ・・・

でもそんなとき
ツイッターで募金活動をしませんか?
というツイートを見て、やるしかないと感じ
京都で1日だが募金活動をした。

そこで自分自身一歩踏み出せた。

それが震災から5か月後

そこで初めて行動した。

そしてその後
東北へ行くことを決めて

8月
バックパックを背負て
宮城県、東松島市へ。

そこでは
津波で被害を受けた家で泥かきをした。

その時のことは鮮明に覚えている。

その家の夫婦が

『お疲れ様。ほんとにありがとうね』
と何回も言って下さった。

正直びっくりした。
こんなに「ありがとう」って言われると思えなかったから。

その後
勇気をふり絞って【あなたの国の好きなところは何ですか?】を
駅で会った一人のおばあさんに聞いてみた。

そしたら
【人の温かさ】って

そして、そこでも『ありがとう』って言われた。

涙が出てきた。
自分は何にもしてないのに、
とばっかり思っていた。

そのまま
一人で石巻へ行った。

行こうと決めた理由は特になかった。

そして電車に乗って石巻に到着。

街に出てみると
5か月経っていたけど
店の中にはがれき、泥が残っていた。

それを見たとき
自分がここにいるのが申し訳ないと感じた。

現地の人にデカいバックパック背負ってこいつ何しに来たんだと
思われてるんじゃないかと思い、ものすごく怖くなった。

そして結局15分しかいれなかった。

その時の帰りの電車の中で
自問自答した。



なんできたのか?
来てよかったのか?
現地の人はどう思ってるのか?



その答えが出ないまま
仙台の宿へ

そこで石巻での話をしたら

「しっかりと見てきてほしい。若い世代に今の状況を見て
これからの復興をしっかりしてほしい。」

と言われて、
考え方が変わった。

僕が行ったのは間違いじゃなかったんだ。
自分が見たこと、感じたことを会った人に伝えよう。

そう感じた。

その後
福島に行き
福島大学の学生と東京の学生との交流会に参加した。

そこで出会った学生の話を聞いて
その後ご飯を食べながらいろんな話をした。



あれから一年

自分自身は9月から留学と旅で日本にいない期間が長かった。
その分、海外で会う外国人に、地震のことを聞かれたときは
しっかり答え、伝えれることは伝えた。

ここまでは自分のしたことを書きました。

他の人に比べれば、僕がしたことなんて大きなことではないと思います。

でもヨルダンにいて今日のことを忘れている、気にしてない人がいたので
ブログを書きました。

日本人でさえも忘れている、気にしていない人がいます。

あれから一年

絶対忘れてはいけない。

一年たった今でもまだまだ問題はある。

自分に出来ることをする。

みんなが小さいことでも自分の出来ることをすれば
こんなに素晴らしいことはないと思う。

自分自身も日本に帰ったら東北へ行く
自分の出来ることが何かはわからないけど
やれることはやる。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
そして
一日も早い復興を願っています。

石田直也