さて、うちの両親も南島に移動したところで、ニュージーランド特集も南島に目を移したいと思います。

現在、ニュージーランドで撮影中のファンタジー大作があります。
「Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch, and the Wardrobe」(予定邦題:ナルニア国ものがたり ライオンと魔女)です。
子供の頃に読まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
監督は「シュレック」を大成功に導いたアンドリュー・アダムソン。
実は彼もニュージーランド出身なのです。
こうなると「ナルニア国」には期待せずにはおれません。
「ロード・オブ・ザ・リング」の伝説再びなるか!
期待値、大です。

ところで、これまでニュージーランドで撮影された大作映画は、北島にロケ地を置いていました。
ピーター・ジャクソンが目下製作中の「キングコング」のリメイク版も、北島ウェリントンが製作地となっています。
が、この「ナルニア国」では、南島のクライストチャーチやクィーンズタウンもロケ地としてお目見えすることになります。
クライストチャーチは南島最大の都市で、イギリスのような街並が有名です。
恐らくその風景が、イギリスで生まれた「ナルニア国」の舞台としてふさわしいと評価されたのでしょう。

余談ですが、「ナルニア国」と「キングコング」という大作2作品が同時期にニュージーランドで製作体制に入ったため、、製作スタッフを奪い合う形になってしまったとの話もあります。
なにしろ、今やピーター・ジャクソンはニュージーランド映画界のヒーロー。
「ロード・オブ・ザ・リング」時代のスタッフは皆、彼に忠誠を誓っているとか。
そんなこともあって、「ナルニア国」では南にも撮影地を置く必要があったのかもしれませんね。

さて、南島最大の街クライスト・チャーチが舞台の作品を二つご紹介。
いずれもピーター・ジャクソンが監督をしている作品です。
一つ目はクライスト・チャーチで実際に起きた事件をモチーフにした「乙女の祈り」。
ケイト・ウィンスレットが主演し、脚本はアカデミー賞脚本賞にノミネートされた、いわばピーター・ジャクソンの出世作です。
そして、ピーター・ジャクソンがハリウッド進出第一作目としてメガホンを取ったのが、マイケル・J・フォックス主演の「さまよう魂たち」です。
こうして見てみるとピーター・ジャクソンって、とってもニュージーランドを愛している監督だと思いませんか?
彼こそ、kiwiの中のkiwiと呼べる人物のような気がします。

さて、思いつきで連載してきたニュージランド特集ですが、今回で終了です。
どうですか?ニュージーランドの映画が気になってきたでしょう?
今や大作映画=ハリウッドの時代ではないのです。
機構も風土も日本とよく似た国、ニュージーランド。
個人的にとても大好きな国です。
せっかくですので、これからもニュージーランド映画界について小出しに情報をお届けしたいと思います。

そのときまで、さよなら、さよなら、さよなら。(死語)

merino