シンデレラ・ボーイ (NO RETREAT NO SURRENDER) 85年 米・香港前回のレビューで「ジャン・クロード・バン・ダム」の名前が出ましたので、彼のハリウッドデビュー作品の紹介など。
ストーリーを一言で語るならば、大ヒットした映画「ベスト・キッド」のパクリです。
いじめられっこが良き師匠と出会い努力して強くなっていく空手ボーイの青春物語でして、無名の「ジャン・クロード・バン・ダム」は敵役として登場しています。
と、ここまでは普通の映画のように聞こえますが、実は問題は敵役では無くて「師匠」の方でして、「ベスト・キッド」で日系人の「ミヤギ」が空手ボーイの師匠として登場しますが、こちら「シンデレラ・ボーイ」の空手の師匠はなんとあの「ブルース・リー」です。
とは言ってもすでにこの時、他界している「ブルース・リー」が出演出来るわけもないので「ブルース・リーの幽霊」ですが。
どうですか?「トンデモ映画」の香りがプンプンとして来たでしょう?
「ブルース・リー」のファンを自称する私が見ないわけにはいかないと思い気合を入れて見てみましたが、「ブルース・リー」ファンの方には間違っても推薦は出来ません。
「ブルース・リー(の幽霊)」が白い光につつまれて登場するシーンを手に汗握って画面に釘付けになっていると、現れたのはなんと「死亡遊戯」「死亡の塔」に出演していたブルース・リーのそっくりさんのタン・ロンではありませんか!!(まあ、ある意味期待通りとも言えますが・・・)
ただし割り切ってブルース・リーでは無くて、ブルース・リーのような人が出ている映画と思えば(思えれば)、ストーリーもそこそこですし「ジャン・クロード・バン・ダム」の空手はさすがに一級品ですので、頭を使いたく無いときなどにボーっとして見る映画としてはこれも「あり」かと。
いつの間にか邦題が「ノーサレンダー」に変わっておりましたが、どこからか「クレーム」でも入ったのでしょうか。ジャケットには「ジャン・クロード・バン・ダム」がでかでかと登場し、重要な役割の「ブルース・リー(のそっくりさん)」はおろか主役の少年さえ出ておりません。キャッチコピーに「幻のデビュー作!!」とありますが正確にはその前にコメディやミュージカル映画にも出演していますので、ジャケットそのものが「ウソ」の固まりとも言えますが・・・
ちなみに本国では続編、続・続編がつくられましたが、本作品との関連はありません。1.2.3をひとまとめにしたDVDパックなるものまで発売されておりますが、日本で発売される事はまずありえないでしょう・・・
投稿:JMaster