こんにちは。ぼーんぐんです。


1月下旬寒い日が続きますね。


毎年この時期は受験シーズン真っ只中。受験生の皆さんは最後の追い込みに躍起なのではないでしょうか。


参考書、問題集、塾にネット情報‥


是非、情報過多にならない様に注意をして万全な体調で乗り切ってください。


そして万全を尽くした後はアレですよ。


昔から"神仏祈願"と決まっています。


ここ大阪市北区にある大阪天満宮にも連日大勢の受験関係者で溢れ返っています。


「どうか望みが叶います様に」


みなさん口々にお願い事をなさっていますが、願い事を届けて貰うためには自身の名前と住所を伝えてることがポイントなんですって。


その大阪天満宮の隣に位置していて、こちらも連日の興行に賑わっているのが「繁昌亭」。


上方落語の定席のひとつです。





いまから約20年前に三枝さん(今の分枝さん)が構想された寄席だと聞いています。


構想当時、三枝さんはテレビに引っ張りだこの売れっ子落語家でした。


毎日テレビに出ない日はなく「新婚さんいらっしゃい」はあまりにも有名ですが、その他にも「パンチDEデート」「三枝の国取りゲーム」など人気番組を沢山持っていました。


私も三枝さんの番組を毎週楽しみにしていたひとりです。


そしてその頃の日本は活気に溢れた世界に轟く家電王国。製造業メイドインジャパンは世間を席巻していました。


国内メーカーはお互い凌ぎを削り、他社差別化に躍起です。


ブランドイメージ向上と記憶に残るメーカー戦略のために三枝さんを起用したテレビCMが制作されました。


それがこれです。


いっち、にー、さんし(三枝)で、ごくろーさん

ろくひち、ハッキリ、クッキリ、東芝さん

ぐぅーっ!


覚えていますか。


得意げにギャグを繰り出す三枝さんが懐かしいですよね。


しかしそれも今となっては遠い昔の話。


現在は家電の主導権はすっかり他国へ奪われるばかりか、そもそもテレビ自体の魅力が色褪せてしまいました。


スマホを見てもテレビを見ない世代が増えてきたんです。


さらにテレビの中で活躍する人気者も企業のコンプライアンス強化の中淘汰される始末。住みにくい世の中になってきました。


時代がかわったんですね。


先の見えない不安を抱えて今の時代を生きる人は皆、自分の人生がもっと良くならないか願います。


そして思い描く様な未来にならない原因を自身へではなく、外へ求めはじめます。


その流れのひとつが世の中の不正を許さない、クリーンさを求める動きなんでしょう。


どんな立場の人であろうとも同じルールの適用を求めます。特定の人だけ得することは決して許さないんです。


リアルでもネットでも"勧善懲悪"。


勧善懲悪とは、善良な人や行いを褒めて勧め、悪い人や行いは懲らしめ戒めること。


でも疑問を持ちませんか、


「善悪の視点はどこにあるんだろう」「平等ってなんだろう」「傷つくのは誰なんだろう」ってね。


結局は、自分だけは損をしたくない感情に支配されていないか。人の不幸を楽しんでいないか。


よくわからなくなりますね。


いつの間にか他人を許さない不寛容な世の中を作り上げその中で住みはじめます。みんなが息苦しくて暮らし辛い。そんな状態ですね。


ならば一度リセットしてみてはどうでしょう。


そもそも人は間違える生き物。完全な人などいない弱い存在。それを前提とする考え方。


ですから、ここは傘寿を迎えられた三枝さんのギャグに倣った生き方をしてみては如何でしょうか。


どんな?


例えば、人の間違いを見つけた際にも相手だけを極端に責めたりはしない。


三枝さんのギャグで表現するとこんな感じでしょうか。


「一旦"オヨヨ"と驚いても、"いらっしゃ〜い"と一度全てを受け入れてみる懐の深い生き方。」


そして自分事として相手と一緒になって改善策を考える。


ダメですか。


そうすれば世の中がほんの少し広く見えるかも知れません。