( ^ω^)ブーンが殺し屋になったようです4 | ( ^ω^)ブーンがブログを書くようです

( ^ω^)ブーンが殺し屋になったようです4

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/12/12(月) 00:20:43 ID:nQydbbDg0
ブーンは家に帰ると少ない荷物をまとめた。
服やカロリーメイトなどの非常食、救急セット、マグライトなどをリュックにつめてベッドの近くに置く。
風呂に入ったが、いつでも出れるように服は長袖のシャツとジーパン。
そして拳銃の弾を満タンにし、枕の下に置いて寝た。

また夢を見た。
父と母が口論しているようだ。母は涙声だ。。
――なぜ、そうしなければならないの。
――これは使命なんだ。
――子供が・・・じゃないの・・・・
――・・・・

ピンポーン ピンポーン・・・・
チャイムで目を覚ました。
とっさに枕の下の拳銃を掴む。
玄関にそっと近づき、ドアスコープをのぞく。
目だし棒をかぶった男が二人――。
ドアノブがまわされ、ガチャガチャ音を立てた。
ブーンはリュックを背負い、窓を開けた。
(;^ω^)ここは2階・・・飛び降りるのはまずいお・・・・。
窓の庇やサッシに足を置き、どうにか地上に降りた。

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2005/12/12(月) 00:37:35 ID:/l7fO8C40
この手の展開大好き保守

63 名前: ◆fDrvxgSyBQ [] 投稿日:2005/12/12(月) 00:37:38 ID:nQydbbDg0
逃げたぞ!
男の声がした。
ブーンはひたすら走った。わき目も降らず、出来るだけ人の多いところへ向かって―
(;^ω^)ふぅ・・・ふぅ・・・
5分ほどで駅前の大通りに出た。時刻は午後10時。
携帯をチェックすると、ドクオからの伝言が入っていた。
ブーンは放置された自転車を拝借して、ドクオのいる場所に向かった。
ドクオが指定したのは繁華街の漫画喫茶だった。
('A`)よう
(;^ω^)はぁはぁ・・・
('A`)怪我は?
(;^ω^)ないお。
('A`)よし、行くか。
ドクオとブーンはパーキングに行き、「今北産業」と書かれた白いバンに乗り込んだ。
('A`)シートベルトしめとけよ。
ドクオはアクセルを踏み車を発進させる。
繁華街を抜け、車は高速道路に入っていった。
( ^ω^)どこにいくんだお?
('A`)とりあえず、身を隠す。
(;^ω^)まさか、シベリア・・・?
('A`)バカ、そんな遠くまで行けねえよ。ちょっと地下にもぐるだけだ

68 名前: ◆fDrvxgSyBQ [] 投稿日:2005/12/12(月) 00:51:04 ID:nQydbbDg0
30分ほど走り、サービスエリアで休憩した。
ブーンは月見うどん、ドクオはカレーを食べて一息ついた。
('A`)思ったより混んでないな。この分だとあと2時間でつく。
缶コーヒーを飲みながらドクオは言った。
( ^ω^)そうかお
('A`)おう。
車内でブーンとドクオはあまり話をしなかった。というのも、これからに備えて
ブーンは寝ていたのだった。
――車の振動が心地いいお―
だが、安らぎも束の間。
('A`)起きろ!
( ^ω^)?!
('A`)検問だ。やばいぞ
(;^ω^)なんだって?!
('A`)ちくしょう・・・
ブーンは前方を見た。「検問中」赤いランプが見える。誘導灯を持った警官も。
('A`)隠れ家についてから言うつもりだったんだが、今言っておく。
FOXはvip運営に戻る。表向きはアドバイザー。だが本当は牛耳ってる。
( ^ω^)おk。
('A`)よし、じゃあシートベルトは締めてるよな?
( ^ω^)おk・・・?
ドクオは車をUターンさせた。
(;^ω^)!!

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2005/12/12(月) 00:56:37 ID:Y8eRU1p/0
俺こういう話好き

73 名前: ◆fDrvxgSyBQ [] 投稿日:2005/12/12(月) 01:07:04 ID:nQydbbDg0
警官が拡声器で怒鳴る。クラクションの嵐。
ドクオは反対車線に入った。
(;^ω^)ちょwwwwwwwwwww
('A`)舌かむぞ!
何度も派手に飾ったトラックを追い抜き、パーキングエリアに着くと、ドクオは車を降りた。
('A`)ナンバープレートを付け替える。お前は今北産業のロゴをはずせ!
( ^ω^)おk!
今北産業のロゴは、シールのように貼り付けただけのものだった。
そして車は再び走り出す。
( ^ω^)今度はどこに・・・?
('A`)第二の隠れ家だ。畜生ッ
ブーンはもう一度拳銃を確かめた。
('A`)物騒なモン持ってるな
( ^ω^)商売道具だお
へッ、とドクオは笑った。
('A`)・・・こんなん・・・割に合わない・・・
( ^ω^)?
('A`)なんでもない。飛ばすぞ

車は2時間ほど走り続け、ようやく高速を降りた。
標識には「ガイドライン市」と書いてあった。
( ^ω^)ガイドラインか・・・・
('A`)ここなら、どんな種族がいてもおかしくないからな。
( ^ω^)種族?
('A`)木を隠すなら森の中。
車は市街地に入っていった。

75 名前: ◆fDrvxgSyBQ [] 投稿日:2005/12/12(月) 01:17:12 ID:nQydbbDg0
('A`)この辺のはずだがな・・・・ああ、あそこだ
ドクオとブーンは車を路上に止めて車を降りた。5分ほど歩き、あるアパートについた。
('A`)ここの3階だ。304号室
( ^ω^)どうも
ドクオは新しいケータイと部屋の鍵を渡した。
('A`)連絡はそれでする。それじゃ
そういってドクオは来た道を戻っていった。
ブーン静かに階段を上がり、部屋の鍵を開けた。六畳ほどの部屋で、布団だけが置いてあった。
( ^ω^)ふう・・・・
布団を敷き、横になる。もちろん、拳銃はそばにおいている。
( ^ω^)これからいったい、どうなるんだお・・・
その夜、ブーンは夢も見ないほどぐっすり眠った。

1章終わり

続くお   ⊂二二二( ^ω^)二⊃