義母が道案内してくれたら、
マックに行くはずが
鰻屋さんに着きました
『え？なんで鰻？』
『嫌いだった？』
『鰻は大好きですけど
娘食べたことないし、小骨気になるので。』
『骨は全く気にならないわよ。
食べれば分かるわ。』
そういうと車から降りて
お店に入る義母。
席に着くなり、
私が見る限り一番高い鰻重を
３つ注文。
小骨は気にならないと言われても
少し怖かったので
娘には白米だけ注文させてもらい
こんな時のために持ってきていた
レトルトのアンパンマンカレーで
ご飯を食べてもらいました
だけど
動物園でポテトとアイス食べていたので
ほぼカレーは食べずに
シール台帳で遊んでいました
義母が頼んだのは
うなぎが２匹も入ったもので…
わたしの人生で一番美味しい鰻でした
『お母、よく来てるの？』
『まぁ時々ね。』
『毎回これ？すごいぞ、これ。』
『うん、これよ。
だけどね、ここ高級ではないよ。
全然高くないよ？
お昼にぴったりね。』
義母が高くないよ、
お昼にぴったりと言った鰻は
３人でお会計３万超え。
すごく美味しかったし、
自分では来れないお店だから
ご馳走してもらい
本当にありがたかったけど…
「あぁそうだった。
義実家に帰省すると
毎回こんな気持ちになるんだった…」
と少し切ないと言うか…
悲しいと言うか…
１人前１万円を超える鰻重を
お昼にサクッと食べる感じが
なんとも…
もっと
『美味しいねー！』とか言い合ったり
鰻重のお重を開けた時に
『すごいー！』とか
そんな話をしながら
大切に味わいたい…
でもサクッと食べるのが
義実家では普通だし…
私のわがままになるのかな…
鰻屋さんで食べたあとは
義実家に帰りました。
この日は夕方まで
お義父さんが家にいなかったので
「今だ、チャンス！」と思い…
私はたろさんに
義母から再度振り込まれた
交通費20万円を入れた封筒を渡しました。
たろさんは
義母からの出産祝だと思うと話していて…
確かにお祝いしてくれるとか
事前には言ってましたが
まだお祝いらしきものは
貰っていないかったので…
「そうかもしれないな」とも
思っていましたが。
色々読めない義母だし、
交通費と言われて振り込まれて
実は出産祝でしたぁ～は
難しいので
義母からはっきり聞きたいと思いました
義母がキッチンにいる時に
たろさんが封筒を持って義母の所に行き
話をしていました。
その時会話は
聞こえなかったので
後からたろさんに聞いた内容です。
『これこの間振り込んでくれた20万。
これ交通費か？
そうだったとしたら、
前、急に帰って来れなくなった時に
振り込んでくれてたお金で
今回帰省させてもらったから
これは使ってない。
これ交通費か？これは何？』
『交通費よ？あれ？
お母さん２回も振り込んでた？
もうダメね～
ボケて来てるかもしれない！
はははっ～』
そういうと義母は封筒を受け取り
キッチンの
その辺の棚に
封筒を入れたそうです
これはこちらからも見えました…
えっ！？？
やっぱり交通費だったの？
帰省が１度ドタキャンになっちゃったの
忘れてたとか…？
そんな怖い話ある？
たろさんのインフル覚えてますかー？
たろさん予想は、
出産祝だったけど
交通費だったみたいです
そして素直に返金を受け取った義母。
やっぱり読めないなぁ…
そして、
この帰省中に
義母からお祝いをいただくことは無かったと
私は認識しています。
たろさんが帰省した時に言ってた
なにか欲しいものはない？
お金がいいかしら…は
どうなりました？
