おばあちゃんからの
財産分与の話は断るけど
その金額を義母に渡してほしいと
おばあちゃんに話してみるという
たろさん。
『それは、たろさんが
決めたらいい…っていうか
おばあちゃんが決めるかもしれないけど
なんでお義母さん?』
『お母に委ねようかなって。
とりあえず、お母とは話をしたんだ。
まず…ばぁちゃんが
土地の整理をしてるんだけど
俺に手紙来たあの土地は売却はしないで、
おばさんが引き継ぐみたい。
でも放棄とかは…まだ詳しくは分からない。
それで俺の気持ちとしては
ももこと娘を守るのが一番だし、
俺が働く給料でやりくりしてくれて
一応やっていけてるから
財産とかに興味は無い。
あっ…無いっていうか…
うん、執着は無いが正解かな。(笑)
だから、お母に渡してもらって。
それからのことは
お母に委ねる。
それをあきほに渡したいならそれでいいし。』
『税金のこともあるし
おばあちゃんからあきほちゃんが
よくない?
おばあちゃんからお義母さん。
お義母さんからあきほちゃん。
税金かかるだけじゃないの…?』
『うーん。
一応、お母はあきほには
渡さないって話してた。
お母は、そのまま俺に渡すって。』
『それを信じてるの?』
『信じてるって言うか…
お母が決めたらいいかなって。
ただ、お母から
「子ども育てるのは大変だから
あきほの面倒なんて見れないよ
見なくていい」
って言ってた。』
『面倒みなくていいって…。
じゃあ義母からも
おばあちゃん説得して欲しいね。
申し訳ないけど、
今のあきほちゃんを作ったのは
義母やおばさんおばあちゃん達なんだから
これから急いで
あきほちゃんを1人で
生きていけるようにしていくか。
結婚相手見つけてくるか
しないといけないって私は思う。
あきほちゃんに責任を持つのは
たろさんではなくて、
間違いなく義母達だよ。
あきほちゃんとたろさんや私を
助け合うようにさせるんじゃなくて
何かあったら争わせるみたいにしたのは
義母達だから。』
私は結婚してからだけど…
ずっとあきほちゃんファーストで
たろさんなんて
二の次でした。
何かあれば、
あきほちゃん、あきほちゃんとなって
たろさんと私は働き蜂。