第15話 「私ですか?!」
その深い意味までは気付きませんでした・・・。
つづく・・・。
それから数日後、その方は来られました。 そして、「ちょっとお話が・・・」 なななあ~んとお!!
ヘッドハンティング! まさかあ~ 「あの~何かの間違いでは?」話を聞くと本気でした。名刺を出され
某有名ホテルの会長! 出店した店の運営がうまくいっていないと言う事でしたが、私もまだ副店長レベル
で、勉強途中「そんなお役にたつほどの実力はまだありません。」と丁寧にお断りさせていただきました。
先で、気が変わった時には是非と言って帰られましたが、その後会社を変わった後に再び会いに来られよう
とは知る由もありませんでした。
話は変わりますが、この店のこだわりは半端ではなく2フロアの真ん中をくりぬいて、螺旋階段を取りつけ
ていましたがこのらせん階段が19世紀のヨーロッパの屋敷の階段を持ってきた(ただの廃材にしか・・・。)
そんな階段やトイレの手洗いも同じ屋敷の物で、蛇口が真鍮でしたが磨こうとしたら「あー!だめだめ」
「このさびが歴史なんだから」(デザイナーの方でした)「んん~・・・」掃除命の私としては、蚊に刺され
た跡をじっと眺めているような気分でした・・・。
置いてある壺も室町時代とか(ホントか?)長さ60センチぐらいの掛け軸で大根とかぼちゃの水墨画か書かれ
ているのが、ん十万円とか一体いくらかかっているのか、しかし人間良い物を見えれば自然と目が肥えて来る
と言う事をこの後知りました。日常的に良い物を丁寧に扱っていれば自然と所作も変わってきますし、物を見
る目も知らず知らずのうちに変わってきていたことには、この時は全然気づいてはいませんでした・・・。
食材も高級、価格もハイレベルの中でレベルの高いお客様との接客で色々な事を学ばせて頂きました。
料理についてもその時の板長が、聞けば何でも教えてくれる方だったのでそれまでに無い深い所まで身に着い
たのでした・・・。
つづく・・・。