2件目は、石屋さんが管理している比較的新しい霊園で、1件目の霊園からは車で5分ほどの距離にある。
資料の写真では、シンボルツリーを囲むように円を描いたプレート墓がお洒落だ。お墓選びの条件各種もクリアしている。
コンクリート工場?なのか?砂利や砂が積まれた敷地の角を曲がったすぐ先に、芝生の霊園が広がっていた。
新しいだけあって、芝生はふかふかで、建物も綺麗。背景にクレーン車や鉄塔が見えるのはやや興醒めだが、1件目の立地が良すぎたのだから、比べるのは気の毒かもしれない。
広さは、さきほどの霊園と比較すると6分の1くらい?こじんまりとして、それはそれで悪くない。
車を降りようとすると、男性が走って出迎えてくれた。石屋の営業さんといった様子で、人当たりの良い雰囲気がある。
事務所で一通り、お墓の種類や値段の説明を受けて、さて、実地の見学にゴー。
そこでは、思いもよらない衝撃の展開が我々を待ち受けていた。(大袈裟)
まず、こちらの霊園いち押しの、シンボルツリーを囲むプレート墓を見に行く。
ほほう、これがシンボルツリー。
…シンボル、ツリー?
…えっと、これ、枯れてない…?
常緑樹と思われるその木は、かわいそうに葉の1枚も纏わず、木肌もカサカサに乾燥して見えた。
思わず無言になる妹とわたしに、営業さんが力説する。
「今年、枯れてしまったのですが!新しい木を今手配中ですので!」
ああ、うん…。
なんていうか、シンボルツリーってシンボルだから、あんまりころころ入れ替わっちゃうと、なんか違うかなって…。
もし気候が合わない的な理由だとしたら、同じ木を取り寄せても、また枯れてしまうのでは…。
枯れ木の元に集って眠るって、シュールっていうか、ブラックジョーク感が半端ないっていうか…。
テンションが下がった様子の我々に、これはまずいと思ったのか、営業さんは同じ系列のシンボルツリー霊園を提案してくださったものの、あまり気は進まず(だってそちらの木だって枯れちゃうかもしれないし)。
検討します、ということにして、その場を辞した。
やはり1件目が最高に良かったから(その分高いけれど)、2件目の見劣り感は否めない。
妹とは、仮予約の1週間で、よりよい霊園が見つからなければ、1件目の霊園に決めちゃおうかしらね、という合意を形成して、その日は解散。
(後日、もう1件見に行くよ)