土地相続の件で弁護士から速達の書類が届いた。次の調停まで2週間。
時間がない中で急ぎの内容らしかった。

書類の内容を読み終わった夫がプンスカしてた。原告からの訴えがもう一件増えたからだ。
土地分割の話もまだ決まってない中で、今回はしっかりとお金の要求があったらしい。

それは夫側家族が今まで土地で得た収益を「こちらにも支払ってください」という内容だった。もちろん土地相続人である原告側には主張する権利がある。その要求額が妥当なのかはわからないけれど、額はざっと1000万を超えていた。現実味がなくて今はまだ笑えた。


土地の価格って一体いつの基準で、何で決めてるんだろうか。謎でしかない。
夫の身内で揉めている土地の査定額を聞いた時、あまりにも高すぎて私には価値基準が分からなかった。今だって分からない。
揉めている土地に入るには、ファミリーカー1台がギリギリ通れるクソほど狭い旧道からしか入れない。しかも土地への入口はひとつだけ。
周りも古い建物ばかり。数十年前に区画整理があったらしいけど、道が広がる範囲ではなかったらしい。
そんな土地を半分にして、査定された金額で原告側の収益取り分を計算すると1000万以上になるらしい。私だったらこんな場所の土地を買いたいとは思わない。ここにそんな価値があるようにも思わない。他を探す。査定金額なんて買ってもらえなきゃ、あって無いようなもの。

それなのに裁判の中では査定額が基準で話し合われる。絵空事みたいだ。