まだ確定ではない話。
でもいずれは手放さないといけない
義母の家の話。


義母の家というか、
夫の実家であり義兄家族の家でもある。
ややこしいな…。


今のところ義父の名義?でなっている
賃貸ビル。
この1階のひと部屋が夫の実家。
そして1階にあるもうひと部屋には
義兄家族が住んでいる。
上の階は賃貸として部屋を貸し出している。


これをいずれは手放す方向で
夫家族は話し合っている。
義父も最後はそう望んでいたらしい。
家賃収入がないと自分の生活ができないと
嘆いていた義母は、
義兄家族と同居する話になると
納得したようだ。
今の賃貸ビルと土地を売って
義兄家族が家を購入し、
そこで同居するって話になっている。


今でも義母と義兄家族は
ほぼ一緒に住んでる様な関係性。
義兄の娘達は家で過ごすであろう
半分の時間を毎日のように
義母宅で過ごしている。
言わば学童保育的な場所になってる。
そのおかげで兄嫁は
子持ちの母でありながら
1人の時間を持てるという
贅沢もできている。


土地の裁判が始まったくらいから?
ようやく兄嫁はまた派遣で仕事を始めた。
自分のマイホームが近づいているせいか
同居っていうタスクにあまり
臆すること無く、なんならご機嫌だ。
そりゃあ、あなたが夢見てた
マイホームの資金がそれなりに
浮くわけだしね。


義母と義兄家族の関係性だけは
義母がよく言う「協力して」の構図が
出来上がっている。
同居に対して今のところ
無理強い感はない。


ただ義母はまだ慣れ親しんだ家を
離れる頭になっていないし、
今後は長男嫁にお世話になるなんて
その立ち位置を完璧には受け入れてない。


実家のリビングに祭壇を置くときにも
そうだった。
広さを確保するためにタンスを移動したあと、
久々に露わになった壁を指差しながら
言っていた。
「お父さんが部屋の構造上、
この壁は壊して抜くことが出来るって
言ってたのよー。
隣の部屋と繋げられるって。
そしたら人が来たときにもっと広く
スペースがとれるわよねー。
どうかしらー??」
と話しだした。
あと数年も住まないかもしれない
この部屋をリフォームする気なの????
今更、壁を抜いて部屋の改装をかけても
長くは居られない現実があるのに。


壁を壊す提案をかける母親に対して
息子である夫すら呆れ顔をしつつも、
ここを離れたくないだろう母親を思う
複雑な気持ちもあってか、
現実を突きつける言葉を躊躇しながら
「これで十分だよ」
と聞き流していた。


慣れ親しんだ家が良いのはわかる。
家族との思い出がある場所に
ずっと居たいのもわかる。
それが分かるだけに
なんでこの先この場所に居れないのか
そうなってしまったのかを
考えてほしい気もする。
今の現実になったのは義母自身にも
責任がある。全く関係ないわけじゃない。
せめて自分の問題を解決させる為だと
気づいてほしい。


自分の息子が一生近くに居てくれるのだ。
可愛いい孫とこれからはほんとに一緒に
暮らせるのだ。
それすらも不満なら何でこうなったのか
自分で考えれば納得できるはず。