御嵩(みたけ、地名)を
御嶽宿(みたけ宿、宿場名)の
本陣に向かって歩いていきます



私たちは国道21号線を歩いています

21号線は
岐阜県の瑞浪市〜関ヶ原を経て
滋賀県米原市に至る114kmの国道



江戸時代の中山道がベースです


私たちはこの国道21号と
並行する鉄路を使いながら
岐阜県を横断してくことになります

いいね!
長く山間地域で…
交通アクセスに苦労してきた
私からしたら夢のような好条件…

鉄道もバスもコンビニも飲食店も
この先、関ケ原までは
山間地ほど心配しなくても良さそうです


トイレに行きたくなったら
少しコースアウトすれば
コンビニが、ほーら!

ローソン御嵩バイパス店で
トイレをお借りしてパピコ休憩



さ、前進前進

みたけ宿の中心地へ入ってきました


選ぼう!食べよう!美味しい岐阜

こどもの日が近いこともあって
ここでも鯉のぼりが壁に貼られてます
壁貼りが岐阜スタイルなのでしょうか


御嶽宿本陣と分家の商家竹屋跡

見応えありそうなのですが…

実はお腹がペコペコ

時計は13:30を過ぎてます

見学より昼食を優先させたい…

ええい、受付の方に聞いてしまおう

ランチできるところ、ありませんか?


(´・ω・) … え、すぐそこにある?

「すぐそこ」の江戸川さん

ランチでオーダーした味噌カツ


先ほどの竹屋さんで見つけた
パンフレットをめくります
「戦国三武将 ゆかりの地めぐり」


左から
森蘭丸、明智光秀、可児才蔵…

名鉄広見線(新可児駅〜御嵩駅)に
この武将たちは縁(ゆかり)があります

森蘭丸
信長の寵愛を受けた青年武将

明智光秀
大河ドラマ「麒麟がくる」主人公

可児才蔵
戦国屈指の槍使いとして知られる


可児才蔵は
ここから徒歩数分の願興寺で
育ったのだとか…
(朝倉義景の側室の子供って本当か?)

食事処 江戸川さんの店内には
漫画「バガボンド」が並んでおり
何故バガボンドなのかと不思議に
思っていたのですが…

ひょっとしたら
可児才蔵が槍術を学んだという
宝蔵院胤栄が登場するのが理由かも



可児才蔵は
関ヶ原の戦いで敵兵の首を17とり
徳川家康からも褒められたそうです

「笹の才蔵」の異名があり
笹の指物で戦に出ていたとか



現代の感覚だと
単なるサイコパス殺人鬼ですが
これ、現代だったら
営業で16件の契約を結んできた…
伝説の営業マン的な感じなのかしら

私の可児才蔵に関する記憶は
司馬遼太郎さんの短編小説
「おれは権現」の主人公だったけど
どんなストーリーか思い出せないほど
風化しています


記憶がぼんやり…
意欲もいまひとつ盛り上がらないまま
食堂を出るのでした

中山道みたけ館(郷土館)

中山道の説明

宿場町みたけの模型もありましたが

目立っているのは「可児才蔵」

麒麟・明智光秀に仕えた…のも
大河ドラマ「麒麟がくる」に
タイアップするのに大切なポイント
(大河ドラマに才蔵は出なかったけど)

ドラマファンや歴史オタクにも
がっちりPRできるコーナーでした

これが2020年代風の地域PR、
町おこしなのかな…


先に進みます

ここが願興寺

なんか違うような…

願興寺「仮」本堂

2017年から約10年かけて
願興寺本堂は解体修理をしているとか


ちなみに解体工事の様子は
NHK BS「解体キングダム」で
TOKIO城島さんらが紹介していました






この仮囲いのなかで
解体修復作業が行われているのですね

それまでのあいだは
こちらの案内看板で我慢することに
なりそうです






願興寺を出て少し行くと
名鉄「御嵩駅」があります
いよいよ、名鉄ゾーン…
名古屋鉄道圏までやってきました


2022GWの歩き旅、
出発前は御嵩駅までは到達したいと
考えていたのでノルマ達成です

まだ15時前なので
もう少し名古屋、岐阜よりの駅まで
進もうと思います



⑧に続きます