耳神社を後に西へ向かいます
 
 
西へ
あと1kmの山間ゾーン
碓氷峠からつづいた山岳ゾーンも
残り僅かです
 
私たちは
「ミーモくん」がゆるキャラを務める
御嵩町を歩いています
 
 
御嵩町の中心部は「濃尾平野の端部」…
 
 
 
つまり関東平野を抜け
山々を歩き
ここを越えれば
濃尾平野へ入ることができるのです
 
 
さぁ、濃尾平野に向かうため
最後の山に入りましょう
 
 
 
石窟の馬頭様(?)に
無事にここを抜けられるよう
頭を下げて通ります
 
 
 
石碑の文字
チェックし忘れちゃった
 
珍しい竹製の擁壁(土留?)
 
 
「牛の鼻欠け坂」
 
 
荷を背負う牛の鼻が
すれて欠けるほどの急な登り坂
 
この坂あたりを境にして、
江戸へと向かう東は
山間地域の入口となり、
京へと続く西は
比較的平坦地になります
ちょうどこのあたりが
山間地と平坦地の境界線…
 
 
さあ、平坦地へ出よう
 
 
山間地域…抜けたか?
 
牛の鼻欠け坂を振り返ります
 
舗装路…
これで山道は終わりです
2022/5/3 12:25フィニッシュ
 
 
長い山間地が終ったことを祝って
カミサンとハイタッチ
 
 
さぁ、平坦な道を歩きましょう
くいっと方向を曲げて
 
目指すは3.5km先の御嶽宿
 
のどかです
 
当面、山場はなさそうなので
こういう風景も減るのかもしれません
 
 
山間地ロスになりつつ大きな道へ
 
十三峠に入るときに見た警告
…東と西で対で置かれていたのですね
…約30km、食堂や宿はありません
…私たちは3回に分けてこれを踏破
 
 
0.8km先の和泉式部碑を目指します
1.2km先の西洞ってところは
歩いてきた場所の地名のようです
 
 
こりゃなんだ?
 
ブルーシートが敷かれてます
 
スタイルが良いなぁ…と思ったら
 
マネキンかかし…
 
 
「みたけ」のマンホール
町の木、赤松をデザインしているとか
 
 
 
井尻公民館
イジリー岡田…ただ言ってみただけ
 
 
 
 
 
和泉式部廟所
 
恋多き三大女流文学者の和泉式部は
東山道をたどる旅の途中、御嵩で
亡くなったそうです
 
ちなみに2024大河ドラマは
紫式部が主人公
紫式部は清少納言とは
バチバチの関係でしたが
和泉式部とも面識があったとか…
同じ宮中使えのドロドロ人間関係が
ドラマで描かれたりするのかな?
 
 
和泉式部廟所のそばに建っている
中街道の石碑
 
 
中山道の槙ケ根から名古屋に向かう
下街道という街道があります
ここ御嶽(御嵩)は中街道の釜戸への
中街道の起点なのだとか…
 
下街道は中山道から名古屋に向かう
街道として需要がありました
 
下街道は上街道(中山道)ルートより
名古屋との距離が4里ほど短く
便利でした
 
名古屋城下〜槇ヶ根追分の距離
・下街道 13里(58km)
・中山道 17里(74km)
 
 
しかし下街道ばかり使われると
中山道が衰退してしまうため
商用では下街道を使わせないよう
お達しが出たとか出なかったとか…
 
どの時代も庶民のことより
為政者や行政側の都合が
優先されるのだなぁ…と思えてくる
石碑でもあるのです
 
 
⑦に続きます