先に見える山々は何て名前だろう




東山一里塚を過ぎた私たちは
さらに西を目指します

左手にソーラーパネルがあります
歩き旅ではあちこちで見てきました

塩尻峠から塩尻宿は基本的に下り坂
先まで見渡せることも多く
彼方の山々はなんというのか…と
気になります

ここは右側の道を進みます

この先、旧中山道の道幅が狭くなる…か


先にあったのがこの変わった鉄塔
中山道歩き17で取り上げた
烏帽子型とも違います
(矩形タイプに近いけどちょっと違う)

山々と鉄塔…まるで水墨画


…ちょっとトイレに行きたい
どんどん進みます

犬飼の清水
飼い犬が元気がなくなった
公家がここの水を与えたところ
元気になった…という言い伝え

500.comの献金でも貰ったのかな?


トイレはまだ先か…

今度は烏帽子式の鉄塔(ネコ耳タイプ)

これまでも残雪を見ることはあったけど
今回ほど雪を見た歩きはなかったかも

車道20号が近づいてきたけど
トイレできそうな店舗などは見えません


また山っぽいところに

牛馬守護神?
前日、馬肉を食べたけど
神罰が下ったりしないよね…


大きな自動車道とクロス

地下トンネルで車道をくぐります

ワインの施設がありましたが
このときは閉じておりトイレ使えず…


どんどん下ります
ここは長井坂…そのまんまの名前

このあたり
ヒノキ並木だったそうですが
いまは伐採されています

先の山々が神秘的です

この電柱…なんか人面っぽい
…仮面ライダーの●●怪人って感じ


ウォーキングマップで
塩尻峠頂上から4.6km先…とあった
「みどり湖PA」にやってきました

階段を降りればPAです

みどり湖PA
トイレ、飲食、土産販売もあります

トイレっ、トイレっ!

そーか、ここは長距離バスも通るのか

新宿、名古屋、大阪などなど…
新宿行きはコンスタントにあるのか

さぁ、階段を上って旧道に戻ります

さらばPA
ありがとうトイレ
なにも買わなくてごめんなさい
でもバスの紹介をブログでしたから
許してください


(´・ω・) …
考えてみると
街道歩きって表向きは
宿場とか景勝地とかグルメとか
そういうのが原動力になってるけど
裏はトイレと発着地を確保する旅

人間は食べて、トイレに行く動物
そこが犬とは違うよな
くそったれは人に非ず?


私はトイレと旅について
深く考えながら歩くのでした

私は長野県の景色に魅せられています

これらの写真のほとんどは
ブログにアップする必要はありません

それでも道々で感動したり
面白いと思った風景こそ
ブログという私的な記録のなかに
とどめておいて良いとも思うのです

私たちはずっと下っていきます
塩尻峠から塩尻駅方面へ


首塚胴塚の案内

東っこかるたでも二首詠まれています
「戦国の つめ跡のこす 永井坂」

「首塚に こめられた思い 永遠に」

武田信玄

小笠原長時

「塩尻峠の戦い」


塩尻峠では
1548年に武田信玄が
信濃(長野)における立ち位置を
決定する戦いが行われています

甲斐(山梨)から北に領土を広げてきた
武田家ですが信州の豪族からの抵抗は
当然続いていました

塩尻峠の合戦前、
信濃を侵攻する甲斐・武田家への
反発は強まっており
北信濃の村上との一戦に破れた
武田信玄に松本の小笠原長時が
反旗を翻します

武田信玄に正念場があったなら
ひょっとしたら川中島よりも
ここ塩尻峠だったかもしれません

信玄は小笠原勢の油断をつきます
小笠原勢は5千、
武田は3千で兵力は倍近くあり
劣性の武田を小笠原勢は
嘗めていたようです

信玄は奇襲をしかけ、
村上軍に破れた後の負けムードを
一気に盛り返し
信州における足場固めに成功します

塚には合戦でなくなった
兵1千近くが葬られているそうです



⑦に続きます